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               自 動 書 記

不思議なことが起きましたのでご報告致します。
先日、TVで童話の募集のCMが流れ、それを見た途端に、何だか直ぐに書きたい衝動に駆られました。
しかし、私はどちらかと言えば理系であり、文章は全くダメな方でした。でも頭の中では、そのCMを見た瞬間、不思議と既にストーリーが出来上がっていました。
そして、直ぐにパソコンに向かい、一気に書き上げてしまいました。

山崎先生の「気功の勉強をすると、様々な潜在能力も引き出される様になりますよ」と言う言葉を思い出しました。先生の言葉の中には「予知能力」「遠隔透視」「テレパシー」「自動書記」などの言葉も含まれていました。
文章の苦手な私がスラスラと短時間で童話を書き上げてしまったことはとても信じられないことであり、家族もみんなビックリしています。

これは「自動書記」に違いないと思いました。


〜〜 童 話 〜〜 「みんな仲良く」
                                   原作 西村 洋子      
                                                   
私の名前は真希、小学校4年生。私の家は農家で、私も時々お手伝いをしています。
でも最近お父さんとお母さんが何だか困って、とても難しい顔を毎日しているので、とても心配なんです。
私はお母さんに「どうしたの?」と聞いてみました。

お母さんは私に「それがね・・・」と話し始め、「お猿さんがね・・・山から下りてきてね、畑を荒らしてメチャメチャにしていってしまうの」って言うんです。
私はテレビでこの頃熊さんも山から下りてきて、人にけがをさせているニュースを見ました。
動物園で見るお猿さんも熊さんもあんなに可愛いのに・・・どうしてなんだろう?と不思議で仕方ありません。

さっそく急いで畑に行くと、畑はひどい状態だった「ワー!なにこれ?ひどい!」私は思わず叫んだ!大根もお芋も・・・メチャメチャ!しかもきれいに全部食べていくんじゃなくて、少しかじって後は残して畑を荒らしていく。
この大根の種を蒔くとき、私も一生懸命手伝ったのにひどい!

その夜、近所の人たちが家にやってきた。きっとお猿さんのこと話し合うんだとすぐに私にも分かった。
私はそっと部屋の外で、みんなの話しを聞いていた。
「もうこれ以上被害は出せない!」、「これじゃ我々が生活出来ない!」、「役場に頼んで殺してしまうしかないか?」っ・・・「えー殺す!そんな可愛想」私は思わず大きな声で言った。
お父さんは戸を開けて「真希聞いていたのか?もう仕方ないんだ。他に対策が見つからないんだよ!」と私をなだめるように言った。

私は急いで自分の部屋にいき、保育園の頃読んだ動物の絵本を見てみた。そして「あー、そうか!そうだったのか!」と叫んでいた。
その絵本は森の動物たちが仲良くどんぐりや木の実を食べている絵が描いてあった。
「ごめんねお猿さん!私お友達と、この間どんぐりをたくさん拾ってきて遊んだんだ。そうか、山に食べ物がなくてお腹がすいているんだね、それで里に下りてきて畑を荒らしたんだね!悪いのは山を荒らした私たち人間なんだね!」

私はお父さん達が相談している部屋の戸を開けて「お猿さんは少しも悪くない!悪いのは人間なんだよ!山を前のようにもどしてあげれば、お猿さんも畑荒らさないよ!」
「何を言ってるんだ真希は!」とお父さんに怒られ部屋を出されてしまった。
そうだ、私だけでもお猿さんに謝って来よう。学校に行く前に私は、畑に行き「お猿さんごめんね!私たちが悪かったんだよ!お腹がすいているんだね!いっぱい食べていいよ!でもきれいに食べてね!」と大きな声で叫んだ。

次の日不思議なことが起こった!なんと!私の家の畑だけが荒らされていない。お父さんもお母さんも「どうして?」と首を傾げていた。他の家の畑はいつも通り荒らされているのに・・・私の家は大根が、それも1本だけきれいに食べて行った跡がのこっていただけだった。
私の思った通りだったんだ。私はそのことをお父さんたちに話した。「まさか?」とお父さん、「でも真希の言う通りだね」とお母さん。

「そうだね、人間が動物たちの住む山を荒らし、食べ物を奪ってしまっていたんだね」
「真希はよくそこに気がついたね。お母さんたち大人は自分たちの畑のことしか頭になくて、お猿さんのことを考えてあげられなかった、ありがとう真希」
お父さんはまた近所の人たちを集めてこの不思議な出来事を話した。「なるほど」と言う人「そんなばかな」と信じない人、でもこの現実が全てを物語っていた。

そして信じてくれる人たちだけで、山に木の実やどんぐりの木を植えに行った。私も友達と一緒に前に拾ってきたどんぐりを返しに山に出かけて行った。
それからもお猿さんたちは、畑を荒らしにやってきた。でも段々お父さんたちの活動に参加してくる人が増えるごとに、被害は減っていった。

「昔は動物も人間も本当に仲良く暮らしていたのに悪かったな猿たちよ」とお隣のおじいさんが木を植えながら謝っていた。
よかった!これで山の動物も人間もみんな昔のように仲良く暮らせるね。お猿さんがそれを私たちに教えてくれたんだね。

お猿さんは天の使いだったんだ。
お猿さんどうもありがとう!