地域の食材を使った「松本らしいヤングフード」づくりに高校生、大学生らが挑戦した「フードクリエーターコンテスト」(松本青年会議所主催)が9月11日、松本市の松商学園高校を会場に開かれました。地域で生産された野菜、果物、豚肉などをメーンに商品を開発。食材提供者に知恵を借りながら、調理法からネーミングまで工夫を凝らしプレゼンテーションしました。会場には若者らしいアイデアを盛り込んだ“新商品”が並び、審査員や来場者をうならせました。 地域食、郷土食といった昔ながらの食文化と、ファーストフードで育った10−20代の若者たち。伝統と現代の食の間にどんな接点を見つけ、新しい地域の味をつくり出すことができたのでしょうか。参加したのは一般も含めた10チーム。このうち若者がつくった7点が審査対象になりました。
企画運営した地域(まち)の魅力再発見委員会の北原修委員長は「新商品を開発する生徒の表情の豊かさを、食を通しての街づくりに生かせると確信した1日でした。根付いた食材の恩恵を受けることの重要性と『おすそ分けの心』でつくる温かいコミュニティー。これからを担う若い人たちが地域を考え、食材をどう伝え、つなげるかに一石を投じるきっかけになったのではないでしょうか」と話しました。 同委員会では、コンテストで発表された地域食材を使った新商品をまとめた冊子を用意し、希望者に配布します。
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