■2004年度(社)松本青年会議所
 理事長 二木伸次

 私ども(社)松本青年会議所は、今年45周年の節目の年を迎えました。青年会議所は、各地域の40歳までの社会人で構成され、特に地域(まち)づくりに勤しんでおります。過去多くの先輩方が「まちづくり」に尽力され、「松本かるた」「演劇フェスティバル」「国際チャーター便」「各種公開討論会」「フレンドシップキャンプ」等、毎年多くの事業を企画し、地域愛を掲げ活動して参りました。現在私たちも生まれ育ったまち、生活するまちを良くしたいと思い活動しております。
 青年会議所運動の最終的な願いは、アルプスフロントと命名した地域がどこよりも健康的で、優しく、美しく、誇りをもてる場所にすることです。また20代・30代の責任世代の私どもには地域の持つ素晴らしさを発見、育み、新しい世代に伝えていく義務があり、そこには十二分の価値があると考えます。
 素晴らしいまちづくりができれば、多くの笑顔や笑い声が溢れる事でしょう。

 今年「地域(まち)の魅力再発見委員会」では、毎日の生活の中で多くの笑顔が行き交う空間、即ち「食という空間」に着目し、生活の基盤からまちづくりを展開しております。食をまちづくりの中心におくことで「地域を健康にする、元気にする、強くする」ことが可能です。そして「市民を健康にする、元気にする」だけでなく食の持つ可能性は、「魅力ある人づくり」をも行うことが出来るのです。

 松本・安曇野の持つ素晴らしさを活用する地域づくりは、オンリーワンのまちづくりへ導きます。地域主権が叫ばれる今、大都市の模倣ではなく、独自性あるまちづくりが必要なのです。今回はその第一歩になるよう、フードクリエーターコンテストを企画させて頂きました。


■松本市長
 菅谷 昭

 このたび、創立45周年特別企画として、フードクリエーターコンテストが開催されるにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
 BSE、鳥インフルエンザ、残留農薬など食の安全・安心について消費者の関心が高く、生産履歴等が管理された農産物の安定供給への期待が大きくなっています。消費者が生産者に最も望むことは「安全・安心」であり、これを基本に生産していかなければ、食に対する信頼を取り戻すことはできません。松本は長い日照時間、大きな日較差、豊かな清流、肥沃な土地に恵まれ、米・野菜・果物などを生産していますので、安全性、新鮮さ、おいしさは折り紙付です。昔から、地域でとれたものを食べて暮らせば、健康に良いと言われており、地域の食生活と食材は、大変身近な関係にあるわけです。この催しを通して、次代を担う若者が地域の食材を題材に、その生産や流通、さらには食文化等を調べ、「松本にはこんな食材があったんだ」「スローフードという考え方があるんだ」など、新たなことを見つけてもらうとともに、多くの皆さんには、地域や食について考える機会にしてほしいと思います。
 市としましても、地域で生産される安全・安心・新鮮な農産物の地域内流通を促進し、生産から消費までの仕組みづくりを進め、良好な地域内経済の循環を図りながら、消費者・生産者・実需者の相互メリットを創出していくために、(仮称)松本市地産地消推進会議を今秋設立する予定です。多くの市民の皆さんからご意見やご提言をいただき、より良い仕組みをつくっていきたいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、このコンテストを通じて松本がより活性化し、まち中に笑顔があふれるようになることを祈念し、あいさつといたします。


  1. 松本風お好み焼き
    「まつもとんちぃ」
  2. ヤム・ドッグ
  3. 発芽玄米
    松本六満穀雑炊
  4. 一本合格!
  5. パリそば
  6. うまいっ酢
  7. WOWさびチヂ味
  8. ヤーコン餃子
  9. しろにし揚げ
  10. にじますの
      ぴりから風

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