花の美ヶ原  P.10


ベニバナイチヤクソウ群落
ベニバナイチヤクソウ (紅花一薬草) イチヤクソウ科                              6〜7月
 下を向いて可憐な花が白樺などの林内に咲いている。
 薬草で脚気や切り傷に効く。                 [草丈] 15〜25cm [花] 10〜15mm       


クサフジ (草藤) マメ科 7〜8月    
 
 蝶の形をした花と葉の姿が、フジに似た草であることから名づけられた。 山麓の草地や道端などで、他の植物に巻き付き群生して咲く。                    



 [草丈] 1〜1.5m            
 [ 花 ]  10〜12mm           
クサフジ
ヒメイズイ (姫萎蒙) ユリ科 6〜7月  

 ヒメイズイとは小さな甘野老(アマドコロ)の意味。 野老は根にたくさんのひげが生えている状態をさし、この植物の根にひげが沢山生えていることや、甘味のあることから名づけられた。                 


 [草丈] 15〜30cm            
 [ 花 ]  約1.5cm             
ヒメイズイ
ウツボグサ (靭草) シソ科 7〜8月   

 紫色で、唇形を密生させたウツボグサを、日当たりのよい草地で見かける。 花穂の様子が弓矢を入れる靭に似ていることから名づけられた。                 



 [草丈] 10〜30cm            
 [ 花 ]  1.5〜2cm            
         
ウツボグサ
シデシャジン (四手沙参) キキョウ科  
                     8〜9月

 神前の注連縄につける細かく切った紙を四手というが、花の形が四手に似ていることから名づけられた。 沙参はツリガネニンジンの仲間のこと。              


 [草丈] 50〜100cm           
 [ 花 ]  15〜20mm            
シデシャジン
タムラソウ (田村草) キク科 8〜10月 

 和名は不明。 アザミによく似ているが別種。 見分けかたは、アザミの葉はトゲがあって固く、タムラソウの葉はトゲがなく全体的に柔らかな感じがする。          



 [草丈] 30〜100cm           
 [ 花 ]   3〜4cm             
タムラソウ
サラシナショウマ (晒菜升麻)       
            キンポウゲ科 8〜9月

 夏、茎の先に円柱形の花穂が出て、白色の小花がたくさん咲く。 この植物の若菜を水に晒して食べることから名づけられた。 



 [草丈] 40〜100cm           
 [花穂] 15〜25cm            
サラシナショウマ
ツリフネソウ (釣船草) ツリフネソウ科  
                     8〜9月

 花の形が船をつりさげたように見えることから名づけられた。 湿ったところを好む花で、小さな沢や道添の湿地に群生する。 



 [草丈] 50〜80cm            
 [ 花 ]   3〜4cm             
ツリフネソウ
キツリフネ (黄釣舟) ツリフネソウ科   
                     8〜9月

 黄色のツリフネソウ。 ツリフネソウと同じように湿地や水辺で見かける。 実が熟すと、ホウセンカのようにはじけて種を飛ばす



 [草丈] 40〜80cm            
 [ 花 ]   3〜4cm             
キツリフネソウ
セキヤノアキチョウジ (セキヤノ秋丁字) 
                 シソ科 9月 

 秋に咲く丁字形の花であることから名づけられた。 葉はアキチョウジにくらべると、幅が半分(2〜2.5cm)くらいしかないので見分けられる。                 


 [草丈] 30〜90cm            
 [ 花 ]   1〜2.5cm          
セキヤノアキチョウジ
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