壁匠 左官
左官は年季を積まないとできない
左官は、土などの自然素材から壁や塀などを仕上げる職人である。
TOWA荒壁は防水紙、波形網、モルタル、グラスファイバー、中塗り、仕上げ塗りと少なくとも五層が必要である。
百種類以上の鏝から素材や塗り方、塗る場所に合わせて最適のものを選んで作る。
材料の練りは一番大事な基本中の基本で、鏝に材料をうまく乗せ、上手に塗れるまでにも大きな″壁″がある。
このような幾つもの″壁″を乗り越えて、左官に必要な職人技を習得したものだけが壁匠という称号が許される。
左官は年季を積まないとできない、にわか仕込みでできる仕事じゃない。
「壁匠」は左官の称号でありプライドを示すものである。
職人になってよかったって思う
建物には壁があり、壁は構造を保つと共に、美しさも表現する。
色や風合いは、40cm角の手製の見本板を何枚も持ち寄り、お施主や設計士さんと相談して決める。
愈々仕上げ塗である。緊張する。
壁は周囲の木々などを映し、日差しや季節によっても見え方が変わるからだ。
緊張なかで熱中する。
仕上げた時の達成感。仕事をしている時が一番幸せ。職人になってよかったって思う。
職人技
現在に適合する左官の技法を学習し、伝統的な左官技術にプラスして左官の素晴らしさ、貴重性をしてもらえる建物造りに参加します。
感動してもらえる仕事を目指します
単なる作業で終わらせないように、毎日を大事にして、技術・知識を十分に出し切り、後悔のない仕事を目指します。