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医療の現場における毎日の中でこの日本においては、ほとんどの医療行為は「国民皆保険制度」の医療保険で行われている事でしょう。
しかし、すべての医療行為が保険診療で行われている訳ではありません。
例えば、美容整形外科手術などはその典型的なものですし、予防医学領域やアンチエイジング(抗加齢)医療などの新しい分野もまだ保険導入されておりません。
また、保健医療では、国(厚生労働省)が認可した薬や材料・器具、治療方法以外は保険診療では行えない決まりになっています。
しかも診療行為(投薬・手術など)の中で1つでも保険外のものが加わると、すべての診療行為が保険外となってしまうのが今の保険制度での決まりです。 昨年春の医療法改正の時点からますますその決まりは厳格かつ非情なものとなり、厳しい現場への取り締まり行為と成って来ております。
保険診療では、決められたことしかできないと成ると、最新の医療技術・新薬で診てもらう事を断念するか、莫大な費用を払って保険外の医療を選択するかのどちらかと成ります。
現時点では、混合診療(保険診療行為と保険外診療行為の併用)は禁止されているために保険診療の中で、認可されていない部分だけを保険外で支払い、できるだけ安い医療費で掛かると言う事ができない仕組みなのです。 (かむかむ64号参照)
小泉内閣の時代に「混合診療」解禁の動きもありましたが、今は、「国民年金問題」で厚生労働省や社会保険庁も対応に追われています。 しかし、またこの問題は導入に向け動き出すでしょう。
その時に我々は「混合診療」の中身を良く知らないと、一部負担金(窓口での支払い額)が、今までの保険制度と違い高負担に成るかも知れません。 国は医療財源削減策の中で混合診療導入を機に、保険とは名ばかりの「ほぼ保険外診療」と同じ内容の仕組み(制度)を強いてくるでしょう。 さらに、財源が足りないとの事で、毎月の保険料も上げる事を決めています。(時期と上げ幅は未定)。
今後、我々が医療に掛かる時、真の意味で「保険診療」「保険外診療」「混合診療」をどう捕らえ選択して行くかは大変重要な問題であると共に、世界に誇れる日本の今までの医療保険制度もそろそろ終焉の時がやって来ているのかな?と悲しい思いがします。
歯科医療の現場においても、矯正治療・インプラント(人工歯根)補綴治療・審美歯科治療などは、保険外診療の分野になります。 保険診療と保険外診療では、何が違うのか?どのような内容なのか?費用がいくら掛かるのか?患者さん本人が納得して治療内容を承諾したのか?と言う事が大変重要に成ってまいります。 ・・・つづく |
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(院長) |
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