4月25日(月) 
今日は上高地の登山口から岳沢小屋までの登山道作業に出かけてきました。

冬の間に倒れた木を切ったり・・・
連休前半はまだ登山者も少なく、トレース(踏み跡)も不完全なため、上高地からの前半部分は雪の中の樹林帯歩きでルートが分かりづらいので、写真のような視認性の良いピンク色のテープを木にくくりつけています。

50m以上歩いて、こうした目印を見失った状態は道に迷っている証拠です。元に戻って、確かなルートを確認してください。

また、E見晴らし台(標高1760m)より上は沢の中を歩くルートに目印用の旗竿を50〜70m間隔で立てています。(一番上の写真のように)

今年はまだ残雪が豊富でE見晴らし台から上は雪渓の上を歩けます。ただし、GW後半になると雪が減って雪渓歩きの始まりを上部へ少し移動するかもしれません。基本的に沢の底を歩けばいいのですが、歩きやすいルート取りで旗竿を立てているので参考にしてください。


さて、今日は山は大荒れの天気。
昨日の夕方からの雪は岳沢あたりで20〜30cmの積雪となりました。
しかも気温が低くくて、真冬のようなサラサラの雪です。

E見晴らし台から見下ろす上高地は梓川の河原も白く雪化粧していました。

GW前半に稜線方面を目指す方はラッセルがたいへんかもしれません。

しかし、この雪のおかげで上高地への下山は
気持ちの良いパウダースキー&ボードを楽しめました。
今年は岳沢下部の積雪も豊富で、E見晴らし台(1760m)まで余裕で滑り下りてこれます。
上手な人であれば、F風穴かG明神南沢あたりまではスキーで下山可能です。
 (GW後半はちょっと厳しいかもしれませんが)

また岳沢周辺の沢は、
奥明神沢・・・快適滑走向き◎
天狗沢・・・デブリだらけで滑走不向き×
間ノ沢・・・ややデブリがあるものの、滑走可能○
西穂高沢・・・ややデブリがあるものの、滑走可能○
西穂前沢・・・ややデブリがあるものの、滑走可能○
 (いずれも、本日時点の状況です。27日の雨か雪で状況が変わる可能性もあります)

以上、現在の様子です。
GWにお出かけのかたは参考にしてください。