ふるさとを愛する

            校長 中島洋子


 本校は明治六年上今井広明院跡に

広明学校として開設され幾多の学校

改変を経て本年度開校一三七年目を

迎えた歴史と伝統のある学校です。円

筒形の斬新な正面玄関前に飾られた

四季を彩る花々と東天紅の像が子ども

たちを迎えます。

 学区は松本市の南西に位置し、塩尻

市・山形村・朝日村に隣接して、学校

は豊かに広がる農業地帯に囲まれて

います。リンゴやブドウ、米作りの農業

体験学習、鎖川での学習、農業用水

や木曾義仲の家来 「今井兼平」 に

係わる歴史学習、兼平太鼓の演奏な

ど今井の風土に根ざした学習を地域講

師を招き行っています。

 また隣接する松本養護学校との交流

清掃、学年ごとの交流行事、今井保育

園児との交流、福祉ひろばの高齢者と

やしょうまを作ったり昔のお話を聞いた

りしての交流を通し、地域に学び、地

域を知って、この今井を自分のふるさ

ととして誇りを持ち、愛し大事にする気

持ちが育つことを願っています。
 






















平成22年12月26日 松本市教育会報 274号より
松本市立 今井小学校
全校で取り組む松本養護学校との交流
職業体験学習 「りんご栽培」
地域探険「用水の歴史・水争い」
伝統を受け継ぐ 「兼平太鼓」