槍ケ岳山荘からの電送。

『山小屋便り』 平成18年8月17日掲載

雷のなるようなガスの日に、現れるので雷鳥というのだと聞いた事がありますが、
まさにそんなある日(8月7日でした)に南岳小屋の様子を見に出かけました。
午前中出かけるときには晴れていてルンルンでしたが、帰りになると夏山特有の雲が出てきて、
中岳の頂上付近、大喰岳頂上付近で、雷鳥に遭遇しました。中岳の群れは、子連れで、
登山者がいても親鳥は動こうとせず雛を守るようにしていました。大喰岳の雷鳥は、
単独でしたが、登山道を小生の前を歩いて、どこまでも進んでいって漸く榛松の中に入っていきました。
槍ヶ岳山荘前にも、巣穴があるようで、時々現れては登山道で砂浴びをしたりして登山者の目を楽しませてくれます。

槍ヶ岳山荘 穂苅康治