『山小屋便り』 平成18年7月18日掲載
------ 7月17日 受信分 ------
7月15日 槍沢を登って槍ヶ岳山荘に出かけました。
久しぶりの槍沢は、大分雪も減って、大曲の上まで夏道を歩きました。
そこから、グリーンバンドの大岩付近まで、なだらかな雪渓を歩きました。
グリーンバンド上部は、夏道が使えますので、雪渓を直登しないように気をつけてください。p
グリーンバンドから台上への出口に雪渓のトラバースがありますが、雪きりをしてあります。
グリーンバンドの上は、旧大槍小屋跡の上部から、播隆窟のモレーンまでと
その上から、殺生平下大喰岳斜面の裾野まで、
そこから、殺生ヒュッテ分岐の下までの、3箇所短い雪渓のトラヴァースがあります。
昨日今日の雨で、また、大分雪は融けると思いますが、参考にしてください。
------ 7月16日 受信分 ------
15日槍沢を登って、槍ヶ岳山荘にでかけました。
しばらく来ないうちに大分雪は解け、大曲の少し上までは夏道が出ていました。
そこから、グリーンバンドの大岩の下まで、比較的緩やかな雪渓の上を歩きます。
軽アイゼンが、あれば安心といった感じの雪渓でした。
ストックは、あったほうが楽でしょう。
グリーンバンド上部は夏道が使えますので、雪渓を直登しないように気をつけて下さい。
旧大槍小屋跡上部から、播流窟のモレーンまで、
その上から、殺生平下の大喰岳の裾野の斜面まで、
そこから、殺生平下の殺生ヒュッテ分岐までと、3回ほど、
雪渓を渡る箇所がありましたが、いずれも距離は短いものです。
現在、夏の雨が降っており、雪解けもどんどん進むと思われますので、
早晩雪の心配はなくなりそうです。
殺生平から、槍の穂先までの雪は、消えて久しく、
また、東鎌、槍穂高縦走の稜線も、同じく雪の心配はないようです。
以上 ご参考までに
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槍ヶ岳山荘 穂苅康治
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