『山小屋便り』　平成１７年７月２７日掲載 　私どもの山小屋の夜間照明は、従来船舶用の直流電球（５ｗ）を利用していました が、最近は手に入りにくくなって、どうするか悩んでいました。また、電気の消費量 も多く、明け方には、消えかかっている事が多かったので、改善の方法を検討してい ました。 　昨年、大天井ヒュッテのスタッフに電気回路設計の専門家がアルバイトに来てくれ て、ＬＥＤを使用した登山用のヘッドランプを改造する事を、思いつき、今年は、そ れを大天井ヒュッテに設置しました。（写真１） 　ＬＥＤは、電気の消費量が少なく、また、２万時間と長寿命で、大変助かります。 その後、ホームページを検索して、ＬＥＤメーカーを探し、槍沢ロッヂには、バング ラデッシュに工場を持つメーカーに特注をして、今年同じく、ＬＥＤの夜間照明に切 り替えました。その結果、従来バッテリー２個で充電も毎日必要であったものが、 バッテリーを１個で充電も３日に１回で済む様になりました。勿論朝までずっと明る く安心していられます。（写真２） いずれ、省電力化ということで家庭用にもＬＥＤが、普及するかもしれませんが、給 電費用の高い山小屋には、一歩先にＬＥＤ化が進みそうです。 槍ケ岳山荘　穂苅康治 今回新設したLED 常夜灯（LED）の配線工事開始風景