『山小屋便り』　平成１７年６月１４日掲載 １３日に新穂高温泉から飛騨沢経由で槍まで登ったので、残雪状況をお知らせします。 滝谷出合から槍平間は沢筋に所々残雪がありますが、まったく問題にならない程度です。 その後、槍平小屋を過ぎるとところどころ雪が現れます。 樹林の中で道が判別つきにくい状態なので、木の枝に付けられた赤布を目印に進むと いいでしょう。 中ノ沢付近から断続的に雪渓が現れわれ、大喰岳西尾根の基部（宝の木）あたりからは 完全に雪渓歩きとなります。 そこから飛騨沢上部の標高２８５０ｍ付近までは雪渓通しになりますが、それより上 部はすでに夏道が出ています。 例年より雪解けが遅れているようですが、これからは日ごとに雪も減っていくでしょう。 「宝の木」より上部は旗竿を立て直しておきましたが、１週間もすれば雪も解けてま た倒れてしまうと思います。 登山者の方でお気づきになられた方は差しなおしておいていただければ助かります。 槍ケ岳山荘　坂本 中ノ沢付近 飛騨沢から槍・大喰岳 飛騨沢上部から笠ヶ岳