槍ケ岳山荘からの電送。

『山小屋便り』 平成17年6月9日掲載

梅雨入り前の穏やかな晴天のもと、登山シーズンの前に穂先の
浮石処理を行いました。
例年行っている作業で、今シーズンもすでに何度か行っているのですが
今年は朝晩の冷え込みが氷点下まで下がることが多く、凍結・融解の繰り返しで
いつもよりも落石や浮石が多いようです。
また5月中は激しい雷の日も多く、穂先への落雷で岩が崩れている箇所もありました。
中には落雷で一部が融けてしまっている鎖もあります。
先の情報で「雷警報機の設置」はご案内しましたが、くれぐれも雷雲が近づいている
時には穂先には登らないようにしてください。
また今日は風もなく穏やかな陽気で、梅雨入り前の貴重な晴れ間を活用して
小屋の布団を屋根いっぱいに干しました。
槍ケ岳山荘 坂本 龍志


溶けた鎖

浮石処理

布団干し