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このように聞かれて、「はい!」と答える人はなかなかいないと思います。
痛くなったり具合が悪いという症状が出なければ、訪れる機会はあまりないでしょう。また、いざ時間を作って来院しても、予約時間を過ぎたり、治療に時間がかかったり、なかなか治療が終了しない等、色々とご不満もあることと思います。
患者さん一人一人の治療内容に沿って予約を入れている訳ですが、予約外の急患の方、患者さんのその日の口腔内の状況等によっても、治療内容が変わったり、時間が予定通りに行かない事が多々あります。予定時間内に進まないということは、患者さんにストレスを与えてしまいとても心苦しいと日々思っておりますが、“今この患者さんにはどのような治療が必要なのか、どのようにしていったら一番よいのか”ということを考え、お口の中を診させて頂いております。結果、前回説明の治療内容を変更したり、もう終わりかと思ったら、「他に虫歯もありますよ」と説明されたりということもあるかと思います。
放っておいて良くなるものであればいいのですが、厄介な事に虫歯は自然に治ることはありませんし、歯が抜けたままの状態、歯石がついたままの状態、歯ぎしり等、そのままにしておくと様々な問題が出てきます。激痛や最悪歯を失うことなど、少しでも早い段階で防げるよう患者さんのお力になれたらと思っています。
十数年前、実習先の大きな病院でのことですが、治療が終わり患者さんに「お疲れ様でした。お大事にどうぞ。」と声を掛けたところ、Drに「そんなことは言わなくていい!」と注意されました。納得いかなかったので理由を聞いたところ、「こちらの方が見てあげてるんだから」と言う答え・・・。現在でもこのDrの考えには納得できません。
当医院では、小さいお子さん(3歳児くらいから)にもどのようにしていきたいのか、患者さんの意向を一番と考えお気持ちをお聞きしております。不明な点や納得いかない点は、遠慮なく質問してください。何よりもご自身のお口の事なのですから・・・。不安で来られた患者さんが治療を終えられた時、痛みが取れてよかった、調子が良くなった、口の中が気持ち良くなったと声を掛けてくださることが、スタッフ一同何よりも励みとなっております。
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小さい頃泣いて歯科医院を飛び出していた現在では歯科衛生士、小原でした。 |
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2006年4月1日より大幅な保険の改定が行われました。これに伴い、患者さんに説明しなくてはならないことも増えました。その中で、今まで歯周病のメインテナンスを受けていた方々には、今後、保険でメインテナンスを受けていくためには制約が出来てしまったという事を、1人1人の患者さんに説明していくわけですが、その内容が、今まで進めてきた事はなんだったのかという様な内容のため、最初はどう説明したら良いのか戸惑い、そして正直、怒りさえ感じ、虚脱感に陥ったりもした程です。
“なんとしても自分の歯を抜きたくない!!”そんな強い思いでメインテナンスを受け、ホームケアも頑張ってくれている方々、そんな方々の手伝いをしたいという思いで口腔内のクリーニング等をしていますが、この「保険の制約」というものも守らなくてはなりません。今後も、1人1人の患者さんに詳しい内容を説明させていただきますが、もしわからない事がありましたらいくらでも質問してください。そしてどうか、自分の歯を守り、自分の歯でおいしく食べ、健康に過ごしたいという思いは大切にしていただきたいと思います。
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歯科衛生士 大場 |
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