Q.1 |
ジェルコートFは、コンクールFのジェル版ですか? |
A.1 |
ジェルコートFは、コンクールFのジェル版として開発されたものではありません。
ジェルコートFは、コンクールFを効果的にご使用頂くための、フッ素入り歯磨き剤として、又、Tooth Cleaning(TC)を兼ね備えたフッ素コート剤(TCコートジェル=新カテゴリーで2Way使用が出来る新しい分野の製品)として開発しました。
口腔衛生の最重要ポイントである殺菌とフッ素による再石灰化の促進を行なうために、コンクールFと、ジェルコートFの併用を是非ご検討ください。 |
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Q.2 |
ジェルコートFの開発を特に必要と考えたのはどういう経緯からですか? |
A.2 |
コンクールFに配合されている殺菌剤(グルコン酸クロルヘキシジン)および四級アンモニウム化合物(塩化セチルビリジウム・塩化ベンゼトニウムねど)は、【歯磨剤中の発泡剤や研磨剤と拮抗し殺菌効果が減弱する】との報告により、より効果的にご使用して頂くためには、歯磨剤でのブラッシング後30分以上の間隔をあけての洗口は忘れてしまう)がありました。
また、近年は電動歯ブラシ・音波歯ブラシの普及により発泡剤・研磨剤無使用の歯磨剤の必要性が求められておりました。
この間隔を解決する製品として、ジェルコートFは発泡剤・研磨剤無使用の必要性が求められておりました。
この問題を解決する製品として、ジェルコートFは発泡剤・研磨剤無配合とすることで、殺菌剤入り洗口液と併用しても、拮抗せず、また、汚れを取る成分ポリリン酸ナトリウムを配合することで、歯磨剤としての効果も得られる処方となっています。
ジェルコートFは、コンクールFのジェル版ではなく、口腔衛生の最重要ポイントである殺菌とフッ素による再石灰化の促進を行なうための【フッ素入り歯磨剤】として、又、就寝前の【フッ素コートジェル】として、コンクールFと併用してご使用して下さい。 |
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Q.3 |
フッ化第一スズではなく、フッ化ナトリウムを選択したことや、他の成分についての選択の基準は? |
A.3 |
ジェルコートFを開発していく中で、先生・歯科衛生士のご意見を元に、成分を検討したしました。
- フッ素効果については、フッ化ナトリウムもフッ化第一スズもフッ素効果は、変わらないが、フッ化第一スズは、スズの成分により、着色や渋み、根管治療をしている人には、刺激を感じるなどの意見により、フッ化ナトリウム(950ppm)を配合しました。
- フッ素には、歯の再石灰化の促進と共に、抗菌効果もありますが、フッ化第一スズは、スズにも抗菌効果が期待できるとの報告により、同様の効果を期待して、塩酸クロルヘキシン(0.05%以下)を配合しました。
- 歯周病患者への歯肉への効果として、消炎効果のβ‐グリチルレチン酸を配合しました。
- 毎日使用して頂く、又、後口爽やか、うがい回数も最小限で済ませることができるように、甘味料は、少量のミントとキシリトールを配合しました。
- 配合のキシリトールはフッ素といっしょに歯の再石灰化を促進するとの報告から配合しました。
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Q.4 |
具体的に、患者様へはコンクールFとジェルコートFをどのように併用するよう推奨すればいいのですか? |
A.4 |
効果的な併用例をご紹介します。
例@ ジェルコートFを通常の歯磨剤として使用する方法 |
【歯垢除去+(フッ素加工)+殺菌剤によるすすぎ】
食後ジェルコートFを歯ブラシに適量つけて、いつものように丁寧にブラッシングを行ないます。その後、コンクールFによる洗口を行ないます。 |
●コンクールFは、50ml(コップ約1/4)の水に3〜4滴滴下して希釈。このときのグルコン酸クロルヘキシジンの濃度は、約0.0006〜0.0008%です。(この濃度は、口腔内常在菌の最小発育阻止濃度に達します。 |
●音波ブラシや電動ブラシによる歯面への過度な研磨の心配もなく、また、ジェルタイプなので歯間ブラシや糸楊枝に付けても使用できます。 |
例A 就寝前のフッ素塗布(フッ素コート)として使用する方法 |
カリエスリスクの高い人は、就寝前にフッ素コートをするとより効果的です。(就寝中は、自浄効果が低下するのでフッ素効果が持続します。) |
(a).【歯垢除去+フッ素コート+殺菌剤によるすすぎ】
就寝直前、まだブラッシングをしていない場合は、上記要領(例@)で行なった後、もう一度、歯ブラシにジェルコートを適量付けて、ジェルコートFの成分が隅々に行き届くようにブラッシングし、その後、コンクールFの希釈液にて1回うがいをします。 |
(b).【殺菌剤による除菌洗口+フッ素コート+殺菌剤によるすすぎ】
夕食後、すでにブラッシングなどの口腔内清掃を済ましている場合は、就寝直前にコンクールFの希釈液を上記要領で、数回に分けて、成分が隅々に行き届くよう丁寧にうがいをします。(1回分のうがい用のコンクールFの希釈液を残しておきます。)
その後、歯ブラシにジェルコートFを適量付けて、成分が隅々に行き届くようにブラッシングします。そして、先程残しておいた、コンクールFの希釈液で1回うがいをします。(夕食後のブラッシングから就寝までの時間などによる口腔内の汚れの程度により、ブラッシングをコントロールしたり、歯間ブラシや糸楊枝に付けて行なうことも効果的です。) |
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Q.5 |
ジェルコートFをフッ素コート剤として使用した場合、1回のうがいをしないといけませんか? |
A.5 |
ジェルコートFは、最低1回はうがいをすることが必要です。
従来のような不便性(フッ素第一スズによる塗布後、30分間はうがいをしない、殺菌剤との拮抗を防ぐために研磨剤・発泡剤入り歯磨剤でのブラッシング後30分してから殺菌洗口しなければならない)を解決し、フッ素剤コート直後、1回のうがいで済ませられるという事は、高い満足度にもつながります。ジェルコートFは、塗布直後でも軽い1回のうがいですませることができ、また成分効果を持続する、という患者様の利便性と効果の点で満足がより得られる処方となっています。(特許出願中) |
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Q.6 |
コンクールFとジェルコートFの品質保障期間は? |
A.6 |
約3年間です。 |