雑木を見直し、失われた里山の復活こそが、全ての生物が豊かに暮らせる環境となります。水の張られた棚田などは、日本という国の原風景で、誰でもが懐かしさを覚える景観であり共通の財産として大切に守りたい中山間地の風景です。個性ある暮らしや土地の生活文化を残しながら自然と共生する豊かな田園環境こそ、森の文化を昔から持っていた里山の暮らしです。
薪は太陽の貯蔵庫!太陽の光と熱、天地からの水やミネラル、空気などをエネルギーとして育った木は、やがて薪として人間を温め、灰となって自然に帰って行きます。自然と人間の関係を保ち薪の火を囲みながら語らう、なごやかな時間を自然が与えてくれます。
この為薪ストープは、単なる暖房器具としての役目だけでなく、炎を囲んだ人たちの心を穏やかにしたり、人と人のつながりを深め身も心も温めてくれます。また、お客様をもてなす場、友と語らう場、家族の団欒の場、即ち家の中心となる所とでも言えます。炉床のことをハースと言いますが、有る作家によるとハート(heart=心)と似ているのは偶然ではないと申しています。
自然と人間、そして人間と人間のつながりを深め、地球の生態系に配慮し、美しい風景を守るために、私たち信州暖炉クラブはお役に立ちたいと思います。 |