『山小屋便り』 平成22年9月23日 | |
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大荒れの天気は午後4時以降急激に回復に向かい、その後の夕焼けの期待を膨らませてくれました。 今日は正に強雨強風、この悪天候の中を只一人宿泊されたお客様が居ました。 実は20日のHPの文章に 「変わりやすい秋の空ですから、もしかしたら滅多にお目にかかれないような朝焼けや夕焼けに出会えるチャンスでもありそうな。」 と書かせて頂いた事にだまされて?わざわざ岩手県からこの風雨の中を、ヒュッテまで来てしまったお客様でした。 猛烈な風の音と雨音にヒュッテの中でジッとしていたのですが、夕方からの天候の好転に、牛首展望台へと駆け上がりました。 そこには、絶好の夕焼けの条件を満たす空があって、期待を裏切らない今シーズン最高の夕焼けショーを見せてくれたのです。 |
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牛首展望台では、赤くなりだしたクロマメノキの紅葉に夕日が当り光り輝いていました。 17時40分。 |
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日の沈むのを待ち受ける貴重なたった一人のお客様とスタッフのモン |
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槍ケ岳上空には絶好の雲が配置されいよいよ夕焼けショーの始まりです。 17時46分 |
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槍ケ岳から前穂高岳までの上空にもご覧のような雲がありオレンジ色にと焼けだしました。 17時49分。 |
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私を含め興奮の坩堝と化す3人が展望台で歓呼していました。 17時50分。 |
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夕日は双六岳南側に沈んだ後から始まったショーです。 17時52分。 |
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太陽の沈んだ地点には、その上空にダミーの太陽が現れ黄金色に輝いていました。 17時54分。 |
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槍ケ岳の後方がピンクとなってやがて夕焼けの終焉を迎えました。 17時54分。 |
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今シーズン最高の夕焼けショーは、ほんの15分間の出来事でした。 この凝縮された時間この場所にはたった3名のみでしたが、最高のひと時でした。 岩手から来られた幸運のお客様、良かったですね。 |
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