『山小屋便り』 平成22年9月10日 | |
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高山の花はいよいよ数が減って今でも登山道にてよく見られるのはオヤマリンドウぐらいでしょうか。 お花畑で残っているのはアザミです。 このアザミには蜜が多いのか蝶が沢山集まってきます。 赤岩岳まで行った帰り、まだまだ咲き誇っているアザミの群生するお花畑に来ると、幾つもの蝶に出会うことが出来ました。 アザミの花もボツボツ終わりの時期にて最後の栄養を食しているようで、これからどうするのでしょう? その中に、長距離移動する(1000kmの移動も確認されているようです)アサギマダラを発見。 例年ですと今の時期は低地や南へと移動しているはずですが、今年の猛暑の夏が長引いたせいで、感覚が鈍って今だこんな高山に居残っているようです。ちょっとビックリしました。 そういえばウグイスをはじめとする夏場に囀っていた小鳥たちの鳴き声を聞かなくなりました。 先日まで人間の排出する二酸化炭素に反応するのか、人の周りに近寄って来る虫や蚋が居なくなりました。 (今年は大変多かったのですが) 山でしか見かけない大きな蝿もあまり活発に動いていません。 気温も最高で14℃程度と例年並みになってきました。 こんなふうに蝶を見られるのも最後かもしれませんね。 |
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キアゲハ | |
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ミヤマモンキチョウ | |
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アカタテハ | |
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長距離移動するアサギマダラ | |
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シータテハ | |
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