『山小屋便り』 平成22年9月10日 | |
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このところヒュッテと牛首展望台か水源までの往復しか歩いていなかったので、この天気に誘われて、朝仕事終了後、赤岩岳まで写真を撮りに行ってきました。 驚かされるのは随所に例年より早い秋が着々と進んでいる事です。 ダケカンバの葉やウラシマツツジやオオバスノキ等が既に紅葉開始し始めていて、夏の終わりをここでも感じます。 只、今年の秋は少し異変があります。 それは、木の実の成りが少ないことです。 気になっていたのは、毎シーズンヒュッテの周りにやってきて往来するホシガラスを殆ど見ない事ですが、どうもホシガラスの主食となるハイ松の実が少ないというより成っていないんです。 ハイ松の実のみならず、今日写真に収めて来た幾つかの木の実もすべてにおいて例年の10分の1程度しか実をつけていません。 これが、ヒュッテの周りだけの特殊な事情なら良いのですが、北アルプス全てともなると、これから厳しい冬に向かって、食料を蓄えたりするリスや、冬眠準備をする熊や、脂肪を取り入れたい猿や、その他のこの地方に生息する動物たちにとって、大変厳しい越冬となるのでは・・・と案じてしまいます。 猛暑の夏の影響なのか?雨が少なかったせいなのか?はてさて皆目解りません。 こんな青空の午前中でしたが、気温の上昇と共に例により雲が沸いてきて午後は青空は見られません。 いつになったら夕焼けを見ることが出来るのやら・・・ それでも朝が毎朝良いですから救われます。 |
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ダケカンバの一部の葉が黄色く紅葉し始めています。 | |
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オオバスノキの紅葉と槍ヶ岳 | |
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イワハゼの実 | |
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シラタマノキ | |
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オウヒョウタンボクの実 | |
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コケモモ | |
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クロマメノキ | |
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クロウスゴ | |
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紅葉し始めたウラシマツツジと槍ヶ岳 | |
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