『山小屋便り』 平成22年9月7日 | |
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台風9号は、やはり8日午後から9日朝にかけて日本海側から上陸する進路を辿りそうです。 どうも北アルプス直撃の方向に来ております。 ここ数年、太平洋側を辿る台風が多かったため、ほとんど影響が無かったのですが、今回の台風9号は久しぶりの直撃台風となりそうです。 被害や遭難に結びつかなければ良いのですが、今後の動向が気になります。 その台風の影響と日本海側にある前線の影響か、今日は雲の動きが早く、ゴーゴーという何週間も聞いていなかった風の波を感じる朝となりました。 その後風は治まってきましたが、気温も昨日までとは違ってグーンと低くなって寒さを感じます。 午後4時以降、本当に久しぶりの雨が降り出しました。 そんな訳で、流石に展望台に登るお客様は居なかったため、8月17日から20日間毎日続いていた朝焼けウォッチングは今日はお預け、いつも留守番をしてくれているスタッフのシューが一人登りました。 今朝ヒュッテの玄関を出てみると、上空の朝焼けと穂高岳方面からの強風に乗って、敵陣に攻め入る大軍隊のように押し寄せる層積雲の大群。その激しい豪快な動きにしばらく見惚れていました。 その後その荒れ狂う雲に朝日が射し出し、変化に富んだ燃え上がる炎のような朝焼けが見られました。 このまま台風が来ますと明日からは大荒れの天気となって、明後日午前中までは気が抜けません。 ヒュッテの周りの台風対策はバッチリしましたが、被害が無ければと案じています。 台風通過後期待しましょう。 |
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ヒュッテから東南方面の上空高層雲の朝焼けとその下に穂高岳方面から押し寄せる 層積雲の変化に富んだ競演は豪快な朝焼けを演出してくれました。 ヒュッテ玄関にて |
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陽射しが差し出すとその雲が焼けだし、黒の軍団から赤の大群に変化して押し寄せてきました。 | |
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大天井岳西尾根ピークの上空は正に炎と化した雲が燃え上がる光景でした。 | |
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その光景を展望台に登っていたシューが撮影してきました。 槍ヶ岳や穂高岳は雲の中でしたが、大天井岳上空にご覧のような朝焼けが見られました。 |
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雲の変化の激しさは風の強さを物語っています。 ほんの3分程度の時間でしたが今日も堪能できました。 |
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