『山小屋便り』 平成22年9月3日 | |
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昨日と同じような朝を迎えましたが、吹く風の冷たさに季節の変わり目を感じながら、今日も展望台での朝焼けウォッチングに行ってきました。 このところ真夏の暑さと無風の日が続いていたため、今朝からのヒュッテ内に居ても感じる外の風の音に驚かされ、「秋きぬと目にはさやか見えねども風の音にぞ驚かされぬる」(藤原敏行)と言ったところでしょうか。 今日は、台風7号から熱帯低気圧に変わって日本海を北上している低気圧の影響が、北アルプスにも出ていたようで、早朝からの晴れ間は9時頃から多くなりだした雲によって太陽の陽射しは遮られ、11時以降から小粒の雨がポツリ、ポツリ。更に12時前からガスに包まれて、干した布団は2時間持たず取り入れました。 雨はその程度で終了、 午後3時以降ガスが取れだし徐々に快復模様となってきました。 午前8時半、裏銀座の山並みから針ノ木岳にかけて細長ーいクラゲ雲が出現。 その西北には分厚い乱層雲と思われる雲が乗っかって、富山から日本海にかけて雨となっているのでしょうか? 気温は14℃までしか上がらず久しぶりに寒さを感じます。 それでも明日も早朝よりよい天気となってくれそうです。 今週末も引き続き天気良さそうですね。 |
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朝焼けウォッチング 今朝も雲は多めで空の所々でオレンジ色やピンク色の競演が見られました。 大天井岳上空の朝焼けです。 |
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槍ヶ岳方面もピンクの朝焼けが見られました。 | |
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朝掃除をしていると、それまで晴れ渡っていた上空とは異なり、 大気の不安定な状況にて天気の悪化を暗示するかのような、裏銀座の上に現れたクラゲ雲を発見。 |
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長く伸びたクラゲ雲は太平洋高気圧と日本海の熱帯低気圧の影響で裏銀座の上空の気流が乱されて この雲が出現するのでしょうか? レンズ雲やクラゲ雲が出現した後には天気が崩れるとよく言われますが、 今日の天気大崩はなく快復に向かっています。 天候の悪化は長続きせず、明日の朝には再び朝焼けウォッチングに絶好の天気に 逆戻りしてくれそうです。 |
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