『山小屋便り』 平成22年8月29日 | |
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異常なほどの長期の好天続きとなっています。 今後の一週間の予報を見ても、天気図を見ても悪くなる要素が見つかりません。 太平洋高気圧の影響下にあってまだまだ夏真っ盛りですね。 この夏の長さはやはり地球温暖化の影響なのでしょうか? 好天は、登山者にとってはハッピーでしょうけど、季節の移り変わりの中で野菜や果物等の、どこかに影響が出なければいいのですが、ちょっと心配になってしまいます。 稜線の山小屋にとっても水不足は深刻さを増してきております。 今日は今までにも増してよい天気となって、午後になって上空に雲はあるものの陽射しもあって、ガスは沸いてきません。快晴無風状態にて布団もフッカフカ状態に乾いてくれました。 お客様のおかげで今朝も展望台に登らさせて頂きました。透明感のある乾いた空気によって遠望は最高でした。 |
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朝焼けウォッチング 遥か南アルプスの山並みがくっきりと見え、上空に朝焼けと下方に雲海が常念岳の南側に広がって 見事な風景を見せてくれました。 |
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北北西方面には、立山と剣岳の鋭鋒がいつもより近くに感じるほどに空気が澄んでいます。 | |
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今朝の展望台には人数こそ5名と少なかったのですが、常念から燕岳への縦走なのにわざわざ ヒュッテに宿泊され牛首展望台を目的に来てくれたお客様が登ってくれました。 昨日、夕焼けも見ようと登り出したころから雷雲から稲光がゴロゴロと雷が頻繁に発生し、早々に退却、 今朝の晴れに託しての思いが叶い、満足のいく朝焼けウォッチングとなってくれました。 昨年は、双六岳方面から槍ヶ岳を見て、「反対側からも見てみたい」と展望台を目指して来てくれました。 それが、東京から来られた吉田匡希君(小6)とお母さんです。 「展望台へはどのくらいで登れるの?」 「今日夕焼けは見られる?」 「朝何時に登ればいい?」 ・ ・ 等々質問してくるのが小6年生の匡希君でして、とっても山好きな事にビックリさせられましたが 「こんなに山を好きになってくれる小学生が居てくれるんだ」と嬉しくなってしまいました。 |
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槍ヶ岳を眺めるお母さんと匡希くんです。 きっと槍ヶ岳を目指す日が来るんでしょうね。 これからも山を愛し続けて欲しいですね。 |
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