大天井ヒュッテ/大天井岳周辺最新情報
『山小屋便り』                平成22年8月24日

今日は、今シーズンの最年少宿泊者をご紹介いたします。(中房温泉から1日で来られた中での)
大阪から来られた古本さんご一家の公平君(小3)と光君(小1)です。

この頃は大人の方でも中房温泉から大天井ヒュッテまでのコース(コースタイムにして7時間)を回避して、一日目を燕山荘泊まりにてヒュッテは通過のみという皆さんが多くなってきています。
そのコースを小学生の3年生と1年生の二人が1日かけて歩いて来たのです。
中房温泉を早朝出発してヒュッテには午後3時頃到着しました。
もちろんコースタイム内では無理がありますが、午後3時までに到着は立派。この長丁場を良く頑張りました。

両親共に山登りは子供が出来てから始められたそうで、山歴も子供達と一緒という、いつも家族登山の仲良し4人家族です。
いつもは家のある大阪周辺の山登りをしていて、今回が北アルプス初挑戦、槍ケ岳を目指しての表銀座縦走にてヒュッテをご利用いただきました。
昨日到着時には流石に疲れていた二人でしたが、今朝は元気一杯槍ケ岳に向かって出発して行きました。
きっとご家族にとっても公平君、光君にとっても忘れられない記憶となって何時までも残るのでしょうね。
いつまでご一緒に登られるか解りませんが、今後とも出来る限り家族登山続けて欲しいと願っています。

古本さんご一家のような家族を見ますと、かつて十数年前、私も妻と子供達と登った山々の事を思い出します。
その時期って本当にいいですよ。

今日は、昨日の夕焼けと今朝の朝の写真もアップしました。

今朝出発前に呼び止めてヒュッテの前で撮らせて頂きました。
大阪から来られた古本さん家族です。
公平君(小3)と光君(小1)は今シーズン最年少宿泊者です。

この後元気に槍ケ岳に向かって出発されました。

天気も良かったのできっと無事に槍ケ岳に到着されている事と思います。
何時までも仲良く家族登山続けて下さい。

昨日の夕焼け模様お伝えします。

お客様の食事が終わった後、空模様の異変に気付いて「もしや」と思ったのですが、抜けられない仕事があったためスタッフのシュウに「展望台行かない?」と言ってみると「はい行きたいです。」との返事。

展望台を駆け登ったシュウでしたが帰ってきて満足感のない顔をしているので、写真を見せてもらったら
なんと素晴らしい雲の写真ではないですか。どうですか?

こんな雲と槍ケ岳の夕焼け滅多に見られないですよね。

撮影・帰山

今朝も展望台に登ってみました。
朝焼けはいまいちでしたが上高地方面の雲海とその上空の雲が赤く染まり幻想的な朝でした。
天気は良かったので展望もバッチリでしたよ。