大天井ヒュッテ/大天井岳周辺最新情報
『山小屋便り』                平成22年8月19日

今日はもうひとつ。

去る8月8日に日の出と同時に現れた虹を撮影しHPにアップしましたところ、翌日宿泊された尼崎から来られた松下様と、前日宿泊され北鎌尾根に行った伊勢原市の稲垣様(8月9日、紹介しました75歳のスーパーおじいさん)から写真が届きました。

それぞれ違う場所からの同一の虹の写真が、摩訶不思議な位置に存在する事に驚き、こんなに面白い物なんだと改めて自然の奥深さを実感させられています。

きっとこの日には北アルプスの稜線上に居た人なら間違いなく確認している事と思います。
北アルプスの何処の場所からでも見られた位大きな規模を持った虹だったんですね。

この写真、提供者のお二人に承諾を得て皆さんにお見せします。

尼崎の松下様の写真です。
撮影場所は蝶ヶ岳です。
虹の位置は、南岳と横尾尾根の間ですね。

伊勢原市の稲垣様の撮影です。
北鎌尾根独標ビバーク地点からの「槍穂先からの虹」です。
この瞬間たった一人だった訳ですから他の人は一切撮影できない位置ですよね。

牛首展望台からの虹です。
右端が三俣蓮華岳から発生していました。

先の松下様の写真と見比べてみますと、虹の発生地点は遠く富山湾ではないでしょうか?

そして左側は穂高岳から発生して
見事に架け橋となっていたのです。
どうですか?
この時の朝日の神秘的な事、そう見られる自然現象ではないですよね。

松下様、稲垣様有難う御座いました。