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大天井ヒュッテ/大天井岳周辺最新情報
『山小屋便り』                平成22年8月7日 

夕べは8時以降、取れ出した雲が大きくなるにつれ星空の範囲が広がって、外のベンチで寝転がって星空を眺めていると、一分おき程度に流れ星が見られます。
実は、もう1週間ほど前から流れ星は観測されていて、毎年お盆に地球に近づく「ペルセウルス座流星群」による流れ星です。
ペルセウルス座流星群の出現のピークは、12日夜から13日未明にかけてのようですからまだまだ数日あり、毎日日増しに、多くの流れ星を観測出来る時期となりますね。

ヒュッテに宿泊されるお客様はヒュッテまでの行程での疲れと、その殆どが翌日槍ケ岳に向かうため、消灯時間が8時にも関わらず、その前には既に就寝状態にて、この流れ星の話をしてもなかなか起きていられないようです。
流れ星は、天気が良くて、山に来れば何処でも見られる訳ですから、山に涼みに、流れ星を見に登ってみませんか。

今朝、展望台への登り出し付近にて大天井岳を振り返ると、上空に三日月が光り輝いていました。

今日の天気は、曇り時々晴れ と言ったところで、雲があれば直射日光は遮られ、更に風も少し吹いていて、昨日までのような暑さとは少し違っていました。

大天井岳の上空に三日月が輝き、朝日が昇る前の光景でした。

今日は朝から雲が多く、安曇野の雲海が常念山脈を乗り越えて、大天井岳でも滝雲がヒュッテ方面
に大滝の流れのように襲い掛かってきていました。
写真は、常念岳を飲み込んでしまった雲です。

展望台では、天上沢からガスが湧き出ていて大きくうねり、雲の途切れ途切れの一瞬槍ケ岳は
見えたり見えなかったりと。でもその雲が幻想的な役割を果たしてくれ、神秘的な空間を堪能できました。
穂高岳方面のガスは日が射して来たころから取れてくれ、朝焼けが見られました。
この後午前中は雲が多く穂高岳は遠望できませんでした。
午後からの方が安定してきて、夕焼けも見られそうな雰囲気です。

まだまだ良い天気が続きそうです。この時期見逃さないよう山に来ましょう。