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『山小屋便り』 平成22年8月5日 | |
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太平洋高気圧の勢力が日本中を猛暑の夏にしているようです。 今日のヒュッテの気温は、朝が10℃、午後2時の時点で21℃でした。 下界の皆さんからすれば、別世界なのですが、例年と比較しても暑い方の気温となっています。 快晴無風の状態で、炎天下での直射日光を浴びながらの登山は、予想を上回る暑さなんですよ。水分の補給は充分に取って、暑さ対策をしないとバテる原因となります。 朝仕事を終えて30分程度休みを貰って、牛首展望台に登ってみました。 空の青さの中に真っ白な雲が浮かび、正に夏山といった槍ケ岳には、雪渓と濃い緑のコントラストが映え、美しい山並を更に引き立たせていました。 展望台への途中、早くも咲き出した秋を告げる花の一つ「ミヤマアキノキリンソウ}の花の蜜を吸っている「ミヤマキチョウ」を発見。 今の時期、いろいろな蝶が飛び交っていますが、短時間で写真に収めるのは難しいものです。 |
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正に夏山といった天気です。 展望台には、通過する登山者もわざわざ登って来ていました。 こんな天気だと一日中良い天気って思われるでしょう。 ところが夏山の恐ろしいところは、昼頃にはガスが湧き出し、その後雷雨となる事が多いんですよ。 こんな景色に見惚れたり、花の写真を撮ったり、休憩しすぎたりすると思わぬ時間を食って、気が付いた時には雷雨の直撃。なんて事になりかねません。 昨日も今日も雷雨こそ無かったものの午後には雲が発達して3,000mの山並はガスの中に隠れていました。 |
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牛首展望台からは槍ケ岳北鎌尾根と硫黄尾根。 その奥には、双六岳と三俣蓮華岳が望めます。 |
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早くも咲き出したミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)の蜜を吸いに来たミヤマキチョウ。 この時期頻繁に蝶が飛び交っていますが、なかなか写真に収めるのは難しいものです。 |
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