『山小屋便り』 平成22年8月3日 | |
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日本気象協会の予報によりますと、槍ケ岳の天気予報は「曇りのち雷雨」と言うのが夕べのピンポイント予報に出ていました。 それなのに早朝は晴れわたった青空と朝焼けによって、穂高をクッキリと浮かび上がらせてくれました。 牛首展望台では槍ケ岳も朝焼けの朝を迎えていたはずでしょう。午前中はこんな天気で推移してくれました。 予報を見てガックリとしていたお客様たちは一様に笑顔にて出発されて行きました。 布団もホカホカ状態になり、途中休憩される登山者は暑さのお陰で、ヒュッテで販売しているアイスクリームが飛ぶように売れていました。 それでもやっぱり午後にはガスガスの状態となり、一時本格的な雨と遠くにて雷が鳴っていました。 その後、雨は降ったり止んだりとなり、ガスに包まれています。 今日は再び水源に下り、水のポンプアップをしてきました。 前回から数日しか経っていないのに花の咲いている種類が随分と変わってきていました。 山の植物のサイクルは非常に早いですね。あっという間に見られなくなってしまう花もあり、長期に渡って見られる高山植物もあります。 |
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朝の陽射しは穂高岳を照らし、今日の好天を約束しているようでしたが・・・ 1時過ぎからは雷雨に、その後ガスに包まれています。 |
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朝日と雲海の素晴らしい朝でした。 ヒュッテの玄関先からの展望です。 |
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お客様が増えると貯蓄してある水もあっという間に減少し、タンクの水が底を付きかけていたため再度水源に下りました。 草の背丈が更に伸びて殆ど背丈ほどになって、露払いをしながらの下りはあっという間にびしょ濡れ状態になってしまいます。 その途中で見かける花も随分と新参花が増えてきています。 又、お花畑の花はオタカラコウが鮮やかな黄色を主張していました。 |
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シナノオトギリ |
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シロバナクモマニガナ | |
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ウサギギク | |
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オタカラコウのお花畑 | |
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