『山小屋便り』 平成22年7月3日 | |
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昨日午後から降り出した雨は一昨日のような激しい雷は無く、雷対策は取らなくてすみました。 朝には小降りとなり、午前中はガスはあるものの雨は止んでいて、雷鳥調査にやってきた涸沢ヒュッテのスタッフには、絶好の雷鳥調査となったようです。 雷鳥と言うくらいですから雨や霧の多い時に出没するんですね。又今の時期が番いで巣をつくり、子育てをしだす絶好の調査の機会となる訳です。 午後からは雨が降り出し、7月最初の週末は梅雨本番といった天気となってしまいました。 明日からは、午前中までは雨が残りそうですがその後、前線が南下して少し持ち直してくるような? でも週間予報はあまり良くないんですね。 先週も週間予報は良くなかったものの2日間の晴天や夕焼けがあったりと、予報ばかりに頼ると解りませんよ。 今日は雨の合間に、ヒュッテ東斜面の礫地に群生する高山植物達がどうしているか?見に行ってみると、咲いていました。 コマクサが数株花を付け、3割近くの株が蕾を抱えていました。このコマクサ畑が満開になるのは後10日ほどでしょうか。丁度フラワーウォッチングの時期ですよ。 もちろんその後もお盆過ぎまでコマクサは楽しむ事が出来ますよ。 更にタカネスミレが一株だけ咲いていました。このタカミスミレとコマクサの競演も楽しみです。 そして岩の割れ目から釣鐘状のツガザクラも沢山の花を付けていました。 この高山植物達の可憐な花に夏山の魅力の一つがあるんですね。 花はやはり咲き始めが一番美しいですよ、梅雨の雨を浴びた瑞々しい花を見に来ませんか。 大天井ヒュッテ 小池 |
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ヒュッテ東斜面のコマクサ畑で咲き出したコマクサ | |
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ツガザクラ | |
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タカネスミレも一株だけ花を付けていました。 | |
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