『山小屋便り』 平成22年6月29日 | ||
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今日も懲りずに雨は降り続いています。 昨日、夕方から雨が上がり暫くぶりに穂高岳の山並も裏銀座の稜線も見られ、「今日は少しはいいのかな?」の期待も虚しく、朝からズーッと雨降りとガスの中です。 気温は最高気温が11℃とストーブが欲しいくらいですが、下界では蒸し暑い日が続いているようですね。 こちらも湿気は物凄く、板張りの床は拭いても拭いてもすぐにベッタリと水滴が付くありさまです。 昨日からヘリの荷揚げを待っているのですが、この状態ですのでとてもとても飛べません。 ヘリの荷揚げが終わるまでは、常にヒュッテにて待機をしていなくてはなりません。 大天井岳の登山道の偵察と雪切りに出かけたいのですが、全く出来ていません。 7月1日から「営業開始」の予定ですが、大天井岳のトラバースの雪渓の雪切りには間に合いそうもありません。西岳方面は更に先延ばしとなりそうです。もし、どうしてもと言う方がいらっしゃいましたら、ご一報下さい。 今日は、雨の切れ間をぬって二の俣谷のお花畑を見に行ってきました。 殆どの高山植物の花はまだまだ蕾状態でしたが、エンレイソウとショウジョウバカマが花を付けていました。 これから毎日変化する景色をお見せ出来ればと思うのですが、この雨何時まで続くでしょう? 大天井ヒュッテ 小池 |
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二の俣谷を約100m程下った場所に咲き出したエンレイソウ | ||
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雪融けと同時に花を付け出すショウジョウバカマ。 他の植物はやっと芽が出始めたばかりの場所にこのように咲き出します。 袴のような葉は冬の雪の中でも枯れず常緑のため雪融けと共に茎が伸び花を咲かせるようです。 |
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ヒュッテの正面のお花畑のもショウジョウバカマが咲いていました。昨日は見逃していましたね。 雨の威力で雪も随分融けましたが玄関脇の残雪もまだこんなに残っています。 |
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