『山小屋便り』 平成21年9月11日 | |
今朝は、空一面に雲が広がって朝焼けもモルゲンロートも望めない朝となっていました。 只、高曇りだったため穂高も裏銀座も見えていました。 昨日遅くにヒュッテに到着し、夕暮れ時に夕食していたため夕焼けを見られなかった二人のお客様が、「展望台 へ行きたい」との希望にて5時に登り始めました。 上空の雲は殆ど切れ目がなく、それでも常念岳方面のみ朝日がピンク色に染まっていて、もしかして日の出の 場所の雲が開いていてくれれば、この空一面の雲が全部焼ける状態になるかも・・・という期待をしながら 残念ながらそれは叶わなかったけれど、南アルプスの山脈をハッキリと確認できる透明度のある遠望が出来、 もちろん槍ケ岳も穂高岳も、裏銀座の山々もしっかりと見え、私がヒュッテに戻った後も、1時間ほど展望台に 居た事が、二人にとっては素晴らしい展望台だったのでしょう。 昨日に負けないくらいの寒さの中の展望台でした。 その後、雲は一旦取れたのですが、終日多めで推移しています。 雲の切れ間から常に日差しはあるのですが、冷たい空気と風が支配して気温は上がりません。 大天井ヒュッテ 小池 |
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遥か南東方面に南アルプスの大山脈の連山が。 上空の雲との隙間のみ朝日が差し込んでいました。 |
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山は展望できたのですが朝日は残念ながら雲によって遮断されていました。 凍えるような寒さの中、お客様は1時間以上も展望台に留まって楽しんでいました。 | |
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9時以降、ご覧のような天気となりましたが、その後も槍ケ岳はガスによって見え隠れとなっています。 | |
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