『山小屋便り』 平成21年9月10日 | |
「この頃の写真に花がアップされないけどもう咲いていないんですか?」と言う問い合わせがありました。 そういえば暫く高山植物の写真載せてなかったですね。 今朝も相当に冷え込んで動物や植物達にとっては辛い季節になってきています。 それでもまだまだ頑張って花を付けている高山植物があります。 7日に行ってきた北鎌尾根や東鎌尾根、ヒュッテの周り等その場所場所に応じて、まだ咲く花は数多く見られます。 今日は、それぞれで現在も見かけられる花をアップしました。 花の報告はもしかしたら最後になるかも知れませんね。 大天井ヒュッテ 小池 |
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まずは北鎌尾根で見かけた高山植物です。 北鎌沢右俣の沢通しには、標高も低いためか、両岸ともにお花畑となっていて、秋の花が咲き誇っています。 写真に収めてみたのですが、まだ朝日も当っていない時間でしたので失敗作の写真ばかりとなってしまいました。 唯一アザミのみ綺麗に撮れたので載せます。 |
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独標トラバースの岩場に咲いていたミヤマダイモンジソウ。 | |
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やはり独標トラバースにて岩にへばりつくように咲いていたタカネシオガマ。 | |
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P13〜14の間には沢山のウサギギクが咲いています。 | |
P14の下部、岩礫地に咲いていたタカネミミナグサ。 | |
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イワギキョウは独標からP15までの稜線上で沢山見かけられます。 | |
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東鎌尾根で見つけた高山植物です。 イワツメクサ(右下)と槍ケ岳。 イワツメクサはそれぞれの稜線上で数多く見られる代表的な高山植物です。白い小さな花がギッシリと咲いて とても可愛いです。 今は、種になっている茎が多く花は少ないのですがまだ頑張って咲いています。 |
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チングルマと槍ケ岳。 チングルマの花は既に見られませんが、ご覧のような羽毛状の種子は見られます。 |
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ミヤマリンドウ。 鮮やかなブルーですが花はとても小さく草地に咲いていて数が少ないところでは見落としてしまいます。 |
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ヒュッテの周りで撮影。 オヤマリンドウは太陽の日差しで暖かくなると花びらを開きますが、日が傾き当らなくなったときから朝日が濃く 照りだすまでつぼんでしまいます。 |
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トリカブト。 随分枯れて種になっている株が多数となってきましたがご覧のようにまだしっかりと咲いているトリカブトもあります。 |
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トウヤクリンドウ。 ヒュッテの敷地内にてまだ見られます。 北鎌尾根にも東鎌尾根にも表銀座にも今一番目に付く高山植物です。 |
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ヒュッテの敷地内のコマクサです。 今朝の寒気と霜の洗礼を受けながらもまだ花を咲かせてくれています。 |
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ヒュッテ東斜面にも今シーズンは数多くのコマクサがまだ咲いてくれています。 縦走路でもまだ楽しめますよ。 |
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