『山小屋便り』 平成21年9月 9日 | |
さてさてこの好天は何時まで続くのでしょうか? 今朝は、乾いた冷たい空気が上空に流れ込んで透明感のある遠望が望めました。 気温は5℃と昨日までとほぼ同じなのですが風が冷たく、素手ではとてもいられない程に冷え込んでいました。 そんな天気だからこそ、今朝の朝焼けは見事な色を出してくれたのでしょう。 この一週間、大きな崩れは無いようですがこんな晴天ばかりではなく、雲の多い日も出てきそうです。それでも安定した天気が続きそうですから、7月〜8月前半に天気が悪くてジダンダ踏んでいた皆さん。出かけるには絶好の週となりそうです。 次週の19日からの連休には、大勢の登山者が予想されます。この週末は比較的交通機関も山小屋も空いていて動くなら今週末が狙い目ですよ。 大天井ヒュッテ 小池 |
|
安曇野に広がる雲海と後立山の上空の色合いが見事な色彩を見せてくれました。 牛首展望台から北方面。 |
|
|
|
中央アルプス駒ケ岳まで歩いていけそうな雲海でした。 牛首展望台から南東方面。 |
|
|
|
穂高岳に朝日が当りだすと、東斜面の岩肌が赤く染まりだした。 | |
|
|
そして見事なモルゲンロートが見られました。 | |
朝仕事を終え外に出ると雲の活発な動きが気になって、槍見坂まで登ってみました。 日当たりの穏やかなこの場所とは違い、上空の雲は追い立てられるように西から東へと移動を始め 10分もしないうちに雲の早い動きはまったく違った空の模様を作り出して、その後も変化をし続けています。 午前9時20分の槍ケ岳上空でした。 |
|
|
|
約1時間後にはご覧のような高積雲に支配されだしました。 | |
秋の空は変化に富んだ芸術ですね。 この後、昼ごろより青空を隠してしまうほどに雲は広がりました。 更に午後からは再び晴れてきてます。 |
|
これからの時期は、澄んだ景色と日々変化する色彩と、この雲の演出が何よりも楽しませてくれる季節となります。花は見られなくなりますがこんな大自然の大きな動きを肌と目で感じる事の出来る素晴らしい時期ですよ。 | |
|