『山小屋便り』 平成21年8月24日 | |
昨日は、夕食2回戦あったので夕焼けウォッチングは諦めていたのですが、6時過ぎ10名近いお客様が牛首展 望台に向かう準備をしていました。 「今日はいいと思いますよ、気をつけて」と声をかけますと、 「友達は管理人さんが一緒に行ってガイドしてくれたって言ってたよ。」 「あー彼女美人だから行ってやったんだー。」「そーなんだ−。」 等と言われてしまい。 「あ、行きます行きます。」と言って後の事はスタッフにお願いして展望台へと向かいました。 展望台に着いたころ、大天井岳に夕日が射し、牛首展望台の頂上の影が中天井岳の下に映っていました。 夕日の沈む三俣蓮華岳と双六岳には厚い雲が覆いかぶさっていて、その上に小さな積乱雲が伸び夕日を遮断 してしまい、残念ながら夕日の沈むのも空の雲や空が焼けるのも見られない感じでした。 寒さも素手でいると悴んできそうなほどに風も冷たく、それぞれのパーティーや個人の槍ケ岳をバックに写真を 撮って、360度の山並を紹介して、お客さん達はヒュッテに下って行きました。 私は、手の冷たいのを我慢しながら槍ケ岳の右上に薄く見え出した月が気になって一人暗くなるのを待ってい ました。 その月は、三日月よりも細く最初は確認もおぼつかない程度でしか見えませんでした。が 太陽が沈み、夕闇が大空を覆い始めてきて、細い月に命が宿り始めたかのように輝きだしたのを見ながら一人 興奮していました。 先に下ったお客さん達、申し訳ありません。 同じ場所なのに、登ってみるとその都度違う発見感動があって展望台ウォッチングやめられませんね。 大天井ヒュッテ 小池 |
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大天井岳に夕日が当り牛首展望台の影がクッキリと映っていました。 この影を見て頂ければお解かりでしょうが、展望台と言っても一つのピークの山なんです。 | |
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夕日が沈み月が少し判る程度に光り始めた。 | |
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徐々に空が青く変化していきます。 | |
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空の暗闇と反比例して月が光りだしました。 | |
オマケに朱に染まりだした夕焼けも参加してくれました。 | |
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