大天井ヒュッテ/大天井岳周辺最新情報
『山小屋便り』              平成21年7月28日

梅雨の中休みも短すぎ。
夜中降っていた雨は早朝には止んで、6時頃からガスが消えてきたと思ったら、久しぶりに見る青空が上空に広が
ってきた。見る見るうちに穂高岳も顔を出し、裏銀座の山々も姿を現してくれた。
日食を見た日以来の青空ですから6日ぶりの天気となってくれました。屋根が乾くのを待って布団を干し出した頃の
9時には既にどんよりと雲が厚みを増してきて、11時頃には完全に太陽の光も感じられないほどになってしまい、あ
わてて布団を入れました。ほんの2時間ほどの布団干しでしたが、太陽の恩恵はありがたく気持ちの良い感触が戻
っていました。

その雲が雨雲に変化するまでには、それ程の時間もかからず、午後1時には既に雨音が窓の外に響いていました。
その後も雨は降ったり止んだり、雲は取れることなく再度梅雨空に逆戻りです。ほんの数時間、半日限定の夏空?
でした。
毎日毎日晴ればかりで暑い毎日が続くとウンザリとしてしまうものなのですが、こんな時本当に太陽の、好天の有り
難さを実感するものですね。

この頃のヒュッテの気温は、8℃〜13℃あたりで例年に比べても気温は低めで推移しています。
この状況で、雨に打たれて風に吹かれれば体感温度は更に低くなります。その雨の中でもビニールの雨合羽やポン
チョのみの雨具、スニーカー等、軽装の装備が目に付きます。決まってヒュッテ到着時にはガタガタ震えています。
山の装備は、自分の命を守る重要な道具です。特に重要な装備は、登山靴、合羽、防寒具、ヘッドランプ、非常食。
必ず良い物を身に着け、携行しましょう。

大天井ヒュッテ  小池


梅雨の中休み、久しぶりに見上げた青空はとても綺麗に見えました。

こんなスカッとした青空は何時以来でしょう?日食の日は殆ど曇りでしたから、20日以来の青空です。
気持ちいい空でしょ。