『山小屋便り』 平成21年7月18日 | |
梅雨に逆戻り。昨日一日快晴の気持ちの良い天気だったのが嘘のように、未明から降り出した雨は終日続き、 再度前線の影響を受けています。 更に前線は尾を引きそうで、明日以降もカラッと晴れた太陽の降り注ぐ夏を実感するには至らないような雲行き です。何年か前の梅雨明けが8月までずれ込んだような、そんな感さえあります。 それでも、雨でも風が強くても雷があっても、山は全て自然の中に居る訳ですから、人間の及ぼす範囲からは かけ離れていて、その場所に来てこそ、昨日のような夕日が見られるんですよね。 夕飯を食べていてふと外を見やると、窓越しに空が紅く染まり出していました。 牛首展望台では間に合わないだろうと、鋸刃岩へと駆け上がりました。 夕焼けはそれ程でもなっかたのですが、それでもご覧のように鷲羽岳に沈む夕日とその後の夕焼けを堪能する 事が出来ました。 お客様の夕食時に展望台にお誘いしたのですが、ヒュッテまでの行程での疲労と、美味しいビールを飲んでしま 、ったため残念ながら展望台を諦めていたのですが、どうでしょう。ちょっともったいないですね。 私がお誘いした日は、きっと感動できる日ですよ。今日のような日は無理ですね。 大天井ヒュッテ 小池 |
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鷲羽岳に沈む夕日。右の秀峰はワリモ岳。 | |
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穂高岳の涸沢からは、絶えず湧き上がる雲が変化して幻想的でした。 | |
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上空の高層雲も焼けてくれました。 | |
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空の青さと夕焼け、そして雲の動き。久しぶりの絵でした。 | |
そしてゆっくりと暗闇が押し寄せました。 | |
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