『山小屋便り』 平成20年7月29日掲載 | |
今シーズンも、夏山到来と共に北鎌尾根へと向かう登山者が数多く訪れだしました。 この頃は、古典的な湯俣から取り付くコース、大天井ヒュッテから貧乏沢を下って取り付くコース、 更に槍沢から東鎌尾根の水俣乗越しを越えて取り付くコースとアプローチも多様化してきております。 それぞれのコースに一長一短がありますが、体力的には大天井ヒュッテを使って槍ケ岳山荘まで一日 で登るコースがアプローチの短さ、山小屋のメリットを考えた荷物の軽減等を考慮して最良と考えられます。 又、自家用車にて中房温泉に止めて東鎌尾根を戻らなければならないとお考えの皆さんには朗報があります。 車を沢渡まで陸送してくれるサービスがあります。詳しくはURLhttp://www.nan-an.co.jpにてお調べ下さい。 北鎌尾根の残雪状況ですが右俣の雪は全て消えました。貧乏沢の雪渓は現在、上部200m、下部400m程 の雪渓となっていて、完全に雪が消えるのはお盆の頃になると思われます。 この2ヶ月間の間に沢山の北鎌ファンが訪れ、登る事と思われますが、シーズン中どうか無事故で終われますよう、 皆さんも気をつけてお越し下さい。 大天井ヒュッテ 小池 |
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右の細い沢が北鎌沢右俣です。左俣は雪渓が切れ出し危険です。 | |