『山小屋便り』 平成20年7月14日掲載 | |
今回も北鎌尾根に咲いていた花を紹介しようと思いますが、今年のは今までとはちょっと違って単独の花ではなく、 お花畑の写真見て下さい。 「え、北鎌尾根に本当にこんな場所あんの?」って言われそうですが、あるんです。 例年よりもひときわ際立って最高の時期に出会えたのかとにかく見て下さい。 北鎌尾根を登ってみてとにかく目立つ花は、ミヤマシオガマとミヤマオダマキは群を抜いています。 更にイワベンケイ、ハクサンイチゲも独標から上部には数多く見られ、クロユリの大群生地もあって本当に驚かされます。 大天井ヒュッテ 小池 |
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ミヤマシオガマは独標手前から見られ岩の隙間に株をつけて鮮やかな色で咲いています。こんな庭つくりしてみたいですね。 | |
ミヤマシオガマ(紫紅色)のお花畑。独標手前 | |
ミヤマオダマキは、やはり独標下部から見られますが蕾が多くまだこれから咲き出すところでした。 ところが独標から上部にはちょうど見ごろの花が無数にありP16付近の東側斜面で見かけたお花畑には ミヤマオダマキの紫とタカネスミレやミヤマダイコンソウの黄色、さらにシコタンソウの白も加わり色彩豊かな お花畑となっていました。 | |
北鎌尾根にこんなお花畑があるんです!? | |
そして極めつけはハクサンイチゲの大群落。植えた訳ではないいんですよ。 ハクサンイチゲの圧倒的な白の中にミヤマシオガマやミヤマオダマキ、イワベンケイ等が点在し作ったようなお花畑となっていました。 | |
ハクサンイチゲの大お花畑。 P 16付近 | |
見事でしょう P 16付近 | |
さらにその上部には、ぎっしりと岩に張り付いたイワウメの壁が出てきて、今回の北鎌偵察の疲れを吹き飛ばしてくれました。 | |
イワウメの岩壁 | |
どうでしょう、これほどに見事なお花畑なかなか見られないでしょう。その場所が北鎌尾根と言うことにも価値がありますよね。 |