大天井ヒュッテ/大天井岳周辺最新情報
『山小屋便り』 平成19年9月7日掲載

大天井ヒュッテの建っている位置は、登山基地の中房温泉を出発して槍ヶ岳へと向か
う丁度中間点にあります。従いまして、表銀座コースを通って槍ヶ岳に登る2泊3
日、又は3泊4日の登山計画の場合、大変都合のいい所に立地しています。
コースタイムで中房温泉から7時間。槍ヶ岳山荘まで6時間40分というタイムに
なっています。

今回、北鎌尾根に登った帰りを東鎌尾根を通ってヒュッテまで戻ってきた時の写真を
ご紹介しながら簡単なルートの紹介をします。
前々からこのコースを紹介しなければと思っていたのですが、私の通る時期は5月や
6月の雪ばかりの時期だったり、北鎌に行っても帰りが午後になってしまうため東鎌
尾根を通る時は大概ガスっている状態だったため今まで皆さんに紹介できないでいた
のですが、今回は山荘に泊まったため朝からの好天にて写真を撮る事が出来ました。

ヒュッテに到着後雨が降り出し、なんて幸運だったんでしょう。
この時期通行する登山者も殆んどなく、出来れば登山者が写れば岩の大きさとか、高
さとか長さが良く解かるのですがご勘弁を。
それでも表銀座〜東鎌尾根の素晴らしい稜線歩きの爽快さは解かって貰えそうです。


大天井ヒュッテ 小池

大天井ヒュッテを出発して15分、最初に槍ヶ岳が見られる場所だ。
紅葉の時期には更に槍ヶ岳が映える。

ビックリ平の看板が目に飛び込んだら後に牛首展望台のピークがある。
ここからは稜線通しの楽しい縦走路となる。

ビックリ平を過ぎると右手に北鎌尾根と槍ヶ岳の頂を常に見ながらの山歩きとなる。

赤岩岳北峰までの登山道。

ヒュッテを出発してから1時間ほどで赤岩岳北峰に着き、
振り返ると大天井岳と牛首展望台の鞍部にヒュッテが見える。

登山道は、赤岩岳の頂上を通らず二の俣側をトラバースしている。

ヒュッテ西岳からは、尾根が西側に折れ、いよいよ東鎌尾根の始まりだ。

西岳からは山容が一変し岩とガラ場の多い登山道となるため梯子や鎖が増えてくる。
最低鞍部の水俣乗越までは約300mの下降だ。

西岳の下りは落石にも注意しながら慎重に下ろう。

下りきった所が水俣乗越しだ。
天気の悪い時や体調の悪い時などはここから槍沢にエスケープ出きる。

水俣乗越からは、槍ヶ岳山荘までは標高差約700mの尾根歩きとなる。

東鎌尾根は、何年か前の地震の際、登山道が壊滅的な被害を受けて、
その後ご覧のような歩き易い登山道が作られている。

稜線の右には氷河公園と穂高岳が見える。

窓と呼ばれている東鎌尾根の核心部と言っていいでしょう。長い梯子を後ろ向きで下ろう。

窓から見上げた東鎌尾根のルートと槍ヶ岳。

天気が良ければこの景色がズーッと見られ徐々に槍ヶ岳に近づく楽しさを味わえる。

槍ヶ岳の左側に槍ヶ岳山荘が確認出来れば、ヒュッテ大槍はすぐだ。
ヒュッテ大槍からは稜線通しで40分で槍ヶ岳に到着だ。