『山小屋便り』 平成18年 9月11日掲載 | |
秋雨前線は本州の太平洋沿岸に停滞中で、今のところ直接的な影響はなく、雲は多い ものの午前中はガスッていたのですが午後は時折日も差し、風も無い穏やかな天気と なりました。 それでも2,800mから上の稜線には濃いガスがかかっていて穂高や槍ヶ岳は見る 事は出来ません。 このところ毎日敷地内の整備作業をしていまして、今まで積み上げていた石垣を崩し て広くする一方、南側の今まで土止めがなく崩れだしていた斜面にジャカゴを組み立 てて石垣を作る作業を並行して行っていますが、スタッフの少ない山小屋と運搬には 全て手作業と効率も悪く、毎日一日中作業しても思うに捗らず、地道に根気良くやっ ているところです。 今日のような天候は暑くなく雨も降らず作業には取って置きといったところなんです が、登山者には少し残念な天気でしょうか。 久しぶりに現れた訪問者(猿)は、およそ40匹の集団。皆、冬支度も整ったみたい に分厚い毛並みと脂肪たっぷりに蓄えたような丸々と太っていて今が一番きれいな時 期でしょうか。 大天井ヒュッテ 小池 |
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ヒュッテ西側の石積みを壊して敷地の整備作業中。 | |
ヒュッテに現れた猿はしっかり太って毛並みも良く冬の準備は出来ているようです。 | |