『山小屋便り』 平成18年 8月21日掲載 | |
今年の台風は、前回の7号といいなかなか進路が読みきれない動きをして、今回の 10号もまたまた九州地方に大雨を降らせて日本海に抜け朝鮮半島に向かっているよ うです。お陰さまでこちら北アルプスでは台風の影響は今のところなさそうで一安心 です。 それでも少しは影響があるのか、冷たい南風が吹いていて肌寒い雲の多い一日となり ました。 水タンクの水が早くも残り少なくなってしまったため水揚げに水場に行ってきまし た。 二の俣谷のお花畑の風景はこの1週間位の間に随分変わっていました。今は、背丈の 高い草や花が主流となり背丈の低い花は必然的に姿を消していきます。 背丈の高い花でも、昨年大ブレークしていたコバイケソウやミヤマバイケイソウの比 較的目立つ花は、今年は一株も花を付けません。その代わり花としては地味なタカネ スイバやタデの仲間が頑張って咲いていました。 短い夏も終わりを告げて、秋はもうそこまでやってきていますね。 大天井ヒュッテ 小池 |
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ウラジロタデ、タカネスイバ、オタカラコウ、トリカブト等々のお花畑。 (昨年はユリ科のコバイケソウとミヤマバイケイソウが 謳歌していた場所なんですが今年は一本も花を付けません) | |
オタカラコウと二の俣谷。 | |
オニシモツケ | |
クルマユリと蝶ヶ岳。 | |
クロクモソウ | |
グンナイフウロ | |
トリカブトと赤岩岳。左は屏風の頭。 | |
ヨツバシオガマとヒュッテ | |