『山小屋便り』 平成18年 7月26日掲載 | |
昨日(24日)早朝から降り出した雨は、今朝まで強風と共に再度梅雨前線が北アル プスを飲み込んだような激しい豪雨で、登山者の通行も殆んど見られずほとほと気が 滅入っていたのですが、お昼頃から雨は止みその後晴れ間も出て来たので喜作新道を 切通し岩まで行って見ました。 今年の高山植物は、昨年までと比べ少し恥ずかしがりやなのでしょうか?大雪の、大 雨のせいなのか元気が足りないように感じます。もっとも昨年、一昨年の花達があま りにも沢山咲き、同時期に花を付け、天候も安定していたためなのでしょうけど。も しかしたら今年が例年並みで昨年までが異例なのかも知れません。去年の事もあまり 覚えていないのですから3〜4年前なんて忘れちゃってますもんね。 もちろん写真見て戴ければ解かるとおり、今皆さんが山に来てくだされば満足して頂 けるだけの花の競演は待っていますからね。 今週末からがちょっと出遅れた今年の夏山シーズンの始まりでしょうか。皆さん待っ てますよ。 大天井ヒュッテ 小池 |
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ヒュッテ東側斜面のコマクサは今年も満開になりました。 | |
コマクサは沢山の花を付けているのですが長雨のせいか例年よりも色付きが薄い感じがします。 | |
ヒュッテの東斜面に毎年花を付けるクルマユリ | |
ミヤマカラマツと蝶ヶ岳 | |
ヨツバシオガマと蝶ヶ岳(蝶槍) | |
コケモモ | |
ミヤマダイコンソウのお花畑(切通し分岐からトラバース道に入った斜面にて) | |
岩の隙間に必死で咲くイワツメクサと鷲羽岳(左)とワリモ岳、そして水晶岳(雲がかかっている) | |
キバナシャクナゲの実と燕岳 | |
コマクサと野口五郎岳と烏帽子岳 | |