『山小屋便り』 平成18年 7月13日掲載 | |
ドップリ梅雨に浸かってしまっています。今日(13日)も朝から濃い霧と風と時々 激しく降る雨とで登山者の姿は数人見かける程度です。 それなのに何とヒュッテにはイギリス人に中国人(香港)にネパール人に日本人。な んてインターナショナルな一晩でしょう。 実は、香港のラム君、冬に白馬の八方尾根にある「雷鳥ヒュッテ」(槍ヶ岳山荘グ ループのスキー宿)に昨年フッと飛び込みで現れて、今シーズンの冬には友人達6名 と再度雷鳥ヒュッテに来てくれて、今回は何と1人で槍ヶ岳にチャレンジ。香港には 登山の文化は殆んどないそうですが、大天井ヒュッテまで来てくれたのです。残念な がら悪天候のため槍ヶ岳はあきらめて下山していきましたが、再度の来訪を約束して くれました。 イギリス人のトム君、彼は槍ヶ岳山荘にてもう何年もアルバイトに来てくれている信 州大学の学生で槍ヶ岳山荘で会っていらっしゃる皆さん多いんじゃないですか?日本 語は私達より上手で本当にビックリします。トムも初めてヒュッテに来てくれました。 ネパール人のハクパ君、今年のヒュッテのスタッフで9月まで一緒に働いています。 ハクパも日本語は堪能で殆んどの言葉がわかります。 北アルプスのこんな小さな山小屋、大天井ヒュッテも国際的でしょう。 大天井ヒュッテ 小池 |
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左から私、ハクパ、ラム、トム、スタッフの宮下 | |