『山小屋便り』 平成14年7月12日掲載 | |
7月11日、北鎌尾根のルートの状態を見に行って来ました。 大天井ヒュッテから貧乏沢の入口はとてもわかり易くなっています。 貧乏沢の下りも足跡が程よく残っていてわかります。 只、雪渓が2箇所あり完全になくなるのは8月に入ってからになると思われます。 北鎌沢の入口もビバークの後や赤い布がありすぐにわかります。 北鎌沢を少し登ると沢が二つに分かれます。ここは右側の沢を登ります。 (間違っても左の沢には入らないように上部で行詰まってしまいます) しばらく登ると雪渓が2ヵ所出てきました(写真の一枚目)。この雪渓 はあと一週間もすれば溶けてしまうでしょう。(上部の沢は登りにくい) 北鎌尾根に出てからは、暫くはハイ松帯の急な登りが続きます。足跡はわりとしっか りしています。独標からは右側に巻き道がついていますが判りにくかったり、登山者 の技術によってはザイルが必要な個所も何ヶ所か出てきます(写真2枚目)。独標を 過ぎると小岩峰帯が現れます。ここは右側を巻いたり岩峰を登ったりと晴れていれば とても楽しいルートです(写真の三枚目)。 北鎌平までは千上沢側を巻いて 登ります(写真の四枚目。落石とルートの見極めに気を付けて)あとは、槍の頂上目 指して大きな岩の間を踏み跡をたどれば祠の横に出てきます。 天気が悪くてガスっていてあまりいい写真が撮れなくて残念でした。 一口アドバイス ・七月中は通常の装備に加えてピッケル必要 ・心配だったら大天井ヒュッテの小池に相談 大天井ヒュッテ 小池
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