「みつめ はげみ つなごう」

 これは、鎌田小学校の合い言葉です。
 この合い言葉のもと、学校目標「かしこい子ども・たくましい子ども・やさしい子ども」の具現化に向け取り組んでいます。
 特徴的な活動としては、朝には自主的な学習の時間「はげもう」を日課に帯状に位置づけ、繰り返し学習・体力づくり・朝の音楽などに取り組んでいます。そして午後には全校一斉読書「読もう」を位置づけ、落ち着いた雰囲気の中で読書に親しみ、午後の学習に向けた生活づくりをしています。
 総合的な学習の時間の中では、異字年間の交流を深め、思いやりの心をもち、共に協力して助け合う仲間づくりを目指しての活動「ひびきの時間」を行っています。全校八百二十五名を縦割りのグループに分け、六年生のリーダーを中心に相談したり助け合つたりしながら取り組んでいます。昨年は、ミニ運動会や読み聞かせの会や遠足などを行いました。特に、秋に行った「ひびき遠足」では、松本城・県の森公園・城山公園・大久保原公園等々、グループで決めた目的地に行き、それぞれの計画のもと楽しい一日を過ごしました。「楽しかった、仲良くなれた。」と子どもたちが心待ちにしている活動です。
 また、「鎌田小と言えばポチ」と言われるほど有名な犬「ボチ」も大切な仲間です。子どもたちは、代々引き継いで大切にポチの世話をしてきました。ほえることのない穏やかな性質で、子どもたちとテレビ出演したこともあります。優しさをくれるポチに、休み時間は、たくさんの子どもたちが集まってきます。今年十六才になり、やや足腰が弱くなってきたポチを、子どもたちは気遣い労りながら散歩しています。
 これからも友だちやポチに心を寄せ、「みつめ はげみ つなごう」の伝統を大切にして、優しい子どもの育つ学校にしていきたいと思います。

「読もう」の時間

「ひびき遠足」

「ポチ」とともに

「ひびき遠足」の出発
松本市立 鎌田小学校
平成20年7月18日 松本市教育会報 262号より