玄関を開けると砂利敷きの広いスペース 荒天時に登山者の避難場所となるよう 建設しました。

その一角に自炊コーナーを設置。 普段は小屋に素泊まりやテント泊の人の 自炊スペースとなります。

見上げれば１本３００ｋｇのこだわりの梁。

さらに奥へ入ると従来の玄関スペース。 自炊用テーブルやカッパを干す棚を 移動したのでスッキリ＆広々となりました。 また保温効果も上がり、以前よりは 温かくなりました。

左の写真で中央に位置するガラス戸を 開けると乾燥室。 砂利敷きで広さもたっぷりあるので 靴やカッパの持ち込みもＯＫとなりました。

乾燥室内の一角には 更衣スペースも設置しました。

こちらは小屋内の新トイレ 新しい床や天井、建具がとてもきれいです。

個室は洋式便座 ステンレス製の処理槽に直付けなので 洋式トイレにありがちな便の飛び散りもなく とてもきれいに使えます。

今回の工事の目玉がこの処理槽。 内部にはおがくずが入っています。 処理槽に内蔵の電熱ヒーターで尿などの 水分は蒸発させ、大便はおがくずが媒介 となって発酵処理されて臭いも ほとんどありません。 毎日こんなふうに温度・水分をチェックして いますが、これが「ウンコ」とは全く思えません。

冬期小屋前に設置した仮設バイオトイレ。 右が今回の補助対象で導入した新しいトイレ。 左側は2001年にテント場に設置していた実験用バイオトイレを移設したもの。

内部は小屋内のトイレと同じ方式。 外来利用の方には１００円の利用料を 頂いております。 （テント利用者は無料）

屋根と壁面に設置したソーラーパネル これでバイオトイレに利用する電力の 一部をまかないます。