大 キ レ ッ ト 
(南岳→北穂高岳)
(所要:3時間)


大キレット画像案内
(旧来のものです)

小屋に貼ってあるコース案内図
拡大画像はこちら。(300KB)






         大キレットノート

小屋の玄関ホールに置いてあります。
大キレットを越える人・越えて来た人の想いが
たくさんつまっています。

結構読み応えがあります。
読みたい方は小屋までお越し下さい。


小屋の横、大キレット入り口に立てた看板。
これを見て記念撮影する人、
靴紐を締めなおす人いろいろです。





  編集後記

小屋にいてよく言われるのが、「大キレットに行きたいんですが、どうですか?」ってこと。
こういう時なんて答えればいいんだろう・・・
一応、「今は特に問題はありませんが、とても危険なところです。気をつけてください」と答えるようにしている。
感じ方は人によって違うし、その人の経験にも大きく左右される。
「なんだたいしたことなかった」という人もいれば「もう二度と行きたくない!」って人もいる。
そして毎年数名の死亡者と数多くの重傷者がでていることは紛れもない事実である。
例えばあなたの家の近くの交差点で頻繁に交通事故が起きていればなんとかしたいと思うでしょう。
警察や地元の議員さんにかけあって信号を新設するとか横断歩道を作るとか。
私もここに夏・秋の4ヶ月間住んでいて、事故が多発している現状を好ましいとは思っていません。
なんとかしたいと思っても所詮それは登山者自身の「自己責任」のことだから、
小屋サイドがなんとかしたいと思ってもただの慢心にしかすぎないよね。
でも、できることとして「情報提供」だけはしっかりしようと思ってる。
それが上にあるような小屋のアイテムなわけです。
去年(03年)の秋には事故多発地点である長谷川ピークと飛騨泣きに滑落防止の処置が大々的になされました。
これで事故が減ってくれることを祈るばかりです。

そうそう、一つだけお願いです。
大キレットへは天気のいい時に行ってください。
風雨の激しい時に行くのは登山者の勝手ですが、「こんな天気の時に行っても大丈夫ですか?」
なんて小屋には絶対に聞かないでください。
そんな質問は非常識極まりないです。
「大丈夫ですよ」なんて答えてくれるとでも思ってるのでしょうか?
ま、一応穏やかに「岩も濡れて滑りやすいし、普段よりはかなり危険度が増していますよ」とは答えますけどね。
「行かないで下さい!」って答えたいけど、そんな権利は持ち合わせていませんから。