9月26日(土)


紅葉真っ盛りの谷へ飛び込んできました。

行って来たのは北穂池(標高2479m)。
北穂池へは毎年毎年行きたいとは思いつつ、
仕事の都合、ヘリの都合、天気の具合で
煮え湯を飲んでる年が続きましたが、4年ぶりに行くことができました。

最初にお断りしておきますが、北穂池へ通じる登山道はありません。

浮石・落石だらけの岩塊の急斜面を下り、
落ちたら谷底の草付きの急斜面のトラバース・・・
的確なルートファインディングが求められる灌木帯の激しい藪こぎ、

全てをクリアしてようやくたどり着けるところです。
下手に足を踏み入れれば怪我をするのは確実ですから、
安易に「行きたい!」とは思わないでください。

どうしても行きたい人は信頼できる山岳ガイドと出かけることをお勧めします。

私に「どうやって行くの?」と聞かれても責任の問題上、
絶対にアドバイスもしませんのであしからず。


と、ここまで断ったうえでないと北穂池の話題に入れない・・・
なかなか大変な時代となりました。

でも、やっぱりいいところだなあ。
「誰もいない別天地」と思ってったら、直後に3人が下りてきた。

見覚えのある服装…

と思ったら
北穂高小屋の
人たちだった。

あちらも遠足らしい。

「昨日・今日・明日が最高だね」、と考えることは同じようです。
涸沢もヒュッテから上は今が見ごろだそうです。

池をいくつか回りながら1時間ほどのんびりしてから戻る。

本谷のカール内でも写真を撮ろうと思ってたけど、
空全域に雲が広がってきたので北穂池タイムトライアルに切り替えて、小屋へ。

昨日見下ろしていた紅葉のポイントはこのあたり。
間近に近づくと全体像が見えないのが残念ですが、
紅葉の海に浸れる感覚は満喫できました。