9月17日(木)


今日は快晴無風の一日。
気温も10℃まで上がり、久々に暖かさを感じました。

今朝は久しぶりに「遅番」をいただき、
朝日を受けて赤く光る穂高をゆっくりと眺めさせてもらいました。
お客さん気分で、ノンビリ過ごす朝はいいものです。

昨日・今日は連休を前に登山者も少なく比較的ノンビリ過ごしています。


広がる青空は抜けるような透明感、深い青空が広がっています。
そんな青空を見上げると・・・



「タカの渡り」が始まっているようです。

サシバやハチクマといった渡り性のワシタカ類が南岳の上昇気流をとらえて
「タカ柱」がここでも見られる季節になりました。

「タカの渡り」が始まったということは・・・

と、北穂池を見下ろすと確かに紅葉が始まっていました。



まだまだフライング気味の紅葉ではありますが、確かに色づきが始まっています。
例年、このタカの渡り見られる時期と北穂池の紅葉が始まる時期が一致しています。

さすがに今年はいつも以上の冷え込みが続いて色づきも早いのか!?
と過去数年の写真データを見直してみました。

北穂池の色付き始め 天狗原の紅葉の見頃
2005年 9月21日 10月3日頃
2006年 9月22日 10月3日頃
2007年 9月25日 10月6日頃
2008年 9月18日 10月3日頃
2009年 9月17日 いつになるか・・・

天候によっては確認が遅れることもありますが、例年9月20日前後のようでした。
今年がほんの少し早めのようですが、特に「早い!」というほどのことでもないようです。

ついでに天狗原(槍沢の標高2400m付近)の紅葉の見ごろの時期も併記しています。
このままいけば、来週末(26日)頃には氷河公園上部では見ごろになりそうです。

9月に入ってからは忙しい日が続いていたのでなんとなく「紅葉はまだまだ」って
気分でしたが、季節の歩みは着実に秋そして冬へ向かっているようです。

我々も一ヶ月後には松本へ下山して祝杯を上げている予定ですし。



さてさて掲示板では遠望の話題にたくさんの書き込みをいただきありがとうございます。
やっぱり石川県や三重県といった北アルプスから遠く離れた地域が
見えるという事実は地元の方にはうれしいことでしょうね。

で、昨夜は石川県内灘方面の夜間撮影に挑戦してみました。
ちなみにこれは小屋の受付前の窓からの撮影です。

下に点在する街灯りが内灘地域の灯りです。
右端に一つだけ緑色っぽい灯りが見えますが、これが金沢医科大のようです。



これがその拡大画像。
なんだか赤十字っぽい赤い灯りも見えるし間違いないでしょう。



あと、海上に点在する漁船の灯りも良く見えます。
海面にその灯りが反射しているのでこえも漁船の灯りに間違いないでしょう。

イカ釣り漁船の灯りかと思っているのですが、そのへんどうなんでしょうね。

そういえば、15年くらい前に槍ヶ岳山荘の従業員旅行で
若狭の美浜へ行った時に食べたイカの刺身は美味かったなあ・・・

翌日に伊根で食べたカニづくしはもっと美味かった!!
焼きガニ・カニ味噌・カニの刺身・・・

また行きたいなあ。