7月31日(金)


今日も稜線は多少のガスが流れるものの、風も弱く穏やかな天気。
週末を控えて、槍沢・天狗原方面の登山道の様子をチェックに行ってきました。

今年はコバイケイソウが当たり年のようです。
槍沢の標高2400m付近、天狗原への分岐点からやや上には一面にコバイケイソウが咲き誇っています。天狗池方面から下りてきて、対岸にこの群落を見た時は歓声を上げそうなほどでした。

さて、気になる残雪状況ですが・・・

雪渓もずいぶん減ったとはいえまだ例年以上に残っています。

ここは槍沢のガレ場を横切るところ。

傾斜は緩いのですが、まだ長さ100mほどの雪渓が2か所残っています。

今日は長靴を卒業してスニーカーで行ったら、ずいぶんと滑りました。
雪面は相変わらず硬く締まっていて滑りやすい状態です。

でも二組の登山者に聞いたところ「アイゼンが必要なほどではない」とのことです。
 (一般登山者の感想として伺ってみました)

氷河公園上部にはこんな雪田を横切る場所もあります。


これ以外にも槍沢の大曲り付近と槍沢上部(殺生ヒュッテ下)にも雪渓が残っています。
いずれも断続していて、アイゼンを使うほどではないような感じではあります。
バランス保持のためのストックがあれば有効でしょう。

ただ、登山の初心者などで「硬く締まった雪渓」というものがイメージできない人は
4本爪のアイゼンを持ってきたほうがいいかもしれません。

なお、現在の天狗池の様子はこんな感じ。
まだ池の出口すら雪に埋まっています。
例年ならお盆前後には「池」らしくなるのですが、今年は8月20日を過ぎそうな感じです。