7月28日(火)


変化ってのは劇的に訪れるものでした。

先週末の土曜日からずっと天気が悪くて、ほとんど視界のない毎日でした。
予報によれば、今日は比較的良い天気になるはずだったんだけど、朝起きてみると相変わらずの霧雨状態で、屋根から落ちる雨粒が貯水タンクから溢れ続ける。

ああ、今日もダメか・・・
と、お泊りのお客さんも足早に小屋を出発。


それから、しばらくすると上空を覆うガスに青味がかった明るさが出てきた。
「お、来るか、来るか!」と外へ出ると一瞬のうちにガスが晴れて視界が広がる。
名残りのガスがキレットの鞍部に流れ、4日ぶりに色のある風景の復活です。





その後も午前中いっぱいは雲が多めながらも穏やかな天気。
午後になってショボショボと雨が降り出したけど、風もなく視界も良好。
雨の止み間に南岳山頂や獅子鼻へ散歩に行けるほどの穏やかさ。


宿泊受付するお客さんは明日の天気の心配して聞いてくる

「明日は雨だけど、今日この天気の中を
  歩いてこれただけでもこの夏としては幸せなほうですよ」と、

これって慰めになってるのかな?