変化ってのは劇的に訪れるものでした。 先週末の土曜日からずっと天気が悪くて、ほとんど視界のない毎日でした。 予報によれば、今日は比較的良い天気になるはずだったんだけど、朝起きてみると相変わらずの霧雨状態で、屋根から落ちる雨粒が貯水タンクから溢れ続ける。 ああ、今日もダメか・・・ と、お泊りのお客さんも足早に小屋を出発。 それから、しばらくすると上空を覆うガスに青味がかった明るさが出てきた。 「お、来るか、来るか!」と外へ出ると一瞬のうちにガスが晴れて視界が広がる。 名残りのガスがキレットの鞍部に流れ、4日ぶりに色のある風景の復活です。 ![]() その後も午前中いっぱいは雲が多めながらも穏やかな天気。 午後になってショボショボと雨が降り出したけど、風もなく視界も良好。 雨の止み間に南岳山頂や獅子鼻へ散歩に行けるほどの穏やかさ。 宿泊受付するお客さんは明日の天気の心配して聞いてくる 「明日は雨だけど、今日この天気の中を 歩いてこれただけでもこの夏としては幸せなほうですよ」と、 これって慰めになってるのかな? |